女性のための生活情報紙「リビング新聞」を発行するサンケイリビング新聞社では、昨年11月に実施した「消費増税」アンケート(※1)の結果を発表しました。なお、2月9日号のリビング新聞(大阪・兵庫128万6600部発行※2)で、「10月までに考えたい 消費税10%のこと」として特集しています。

(※1 アンケートは2018年11月22日~28日にリビングWebで実施。有効回答数1232(20代~80代女性・全国)
(※2 (社)日本ABC協会「フリーペーパー発行社レポート2018年1月~6月」の地区別分析部数に基づく)

増税後の家計については、
約9割の人が懸念

増税後の家計については、「かなり厳しくなりそう」(39.5%)、「少し厳しくなりそう」(51.0%)と、約9割の人が懸念しています。増税後の買い物行動の変化(複数回答)では、「購入する商品をより安いものに変更」(34.0%)、「より安く売っている店舗を探す」(32.7%)、「セールのときにまとめ買い」(31.9%)、「買う量を減らす」(31.3%)と、買い物に慎重になる姿がうかがえます。

増税を機に節約したいものとしては、
「外食費」が全世代通じて1位

増税を機に節約したいものとしては、「外食費」(47.1%)が全世代を通じて1位になりました。逆に、増税後も節約しないものとしては、「食費」が1位でしたが、年代別にみると、「旅行・レジャー」(20代)、「教育費」(30代)、「食費」 (40代以降)と、回答が分かれました。

約7割の人がクレジットカードや
電子マネーなどを使うことに積極的

キャッシュレスでのポイント還元施策が実施されると、「普段は現金支払いが多いが、積極的にキャッシュレス決済をしようと思う」(32.1%)層が、「現金支払いに慣れているので、キャッシュレス決済は利用しない」派(20.8%)を上回る結果になりました。

「普段からなるべくキャッシュレス決済をしているので、特に変わらない」(41.9%)を含めると、約7割の人がクレジットカードや電子マネーなどを使うことに積極的であることが分かりました。「国が進めるキャッシュレス化が一気に加速しそうです」(サンケイリビング新聞社)。

消費増税が「キャッシュレス決済」を加速か--"ポイント還元策"が契機に