駐車場(Renoj/iStock/Thinkstock/写真はイメージです)

昨年9月、愛媛県新居浜市で当時35歳の女性が、離婚した元夫(30)に殺害される事件が発生した。

8日に懲役20年の判決が言い渡されたこの事件。事件の経緯は、あまりに身勝手な動機によるものだったようだ。

 

■元妻の新しい恋に激昂し……

報道によると、事件が起きたのは昨年9月14日。女性が自分以外の男と交際していることを知って激昂した男は、駐車場に停めた車のなかで、女性の左胸や首などをナイフで数十箇所めった刺しにし、殺害した。

初公判で男は、離婚後も他の男性と交際しないことが養育費を渡すことだったと主張。しかし、判決公判で末弘裁判長はナイフで数十回刺したことなど、犯行は悪質で残虐極まりないと指摘。犯行動機も「身勝手」だと断罪した。

 

■「酷い」「幸せになっちゃいけないのか」

男の犯行動機に対し、ネット上では非難の声が相次ぐことに。

・酷い…離婚理由はわかりませんが、元妻が幸せになることに殺意を抱くなんて恐すぎる

 

・別れても幸せになっちゃいけないのかね?

 

・他の男と付き合わないが養育費の条件ってのも意味がわからない

■2割が「人の不幸は嬉しい」

離婚後も元妻の行動を制限しようとし、それが叶わないと知るや、殺害に及んだ男。自分と離れたあと、元妻が幸せになるのが許せなかったのだろうか。

なお、しらべぇ編集部では過去に「他者の幸せ・不幸」について調査を実施。たとえば、「人の不幸は嬉しいと思う」かについての調査では、全体の2割が「嬉しい」と回答している。

人の不幸グラフ

 

■半数以上が「元恋人には幸せに」

また、元妻(元夫)ではないものの、「元恋人に幸せになってほしいか」についても調査を実施済み。その結果、半数以上が「幸せになってほしい」と回答していた。

とくに男性は該当率が高く、60代は8割以上が当てはまった。想い出になると、記憶も綺麗なものに変わっていくのだろうか。

 

別れた後も、行動を制限してくるというのは恐ろしい。亡くなった女性のご冥福をお祈りしたい。

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(文/しらべぇ編集部・尾道えぐ美

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日
対象:全国20代~60代の男女1,368名 (有効回答数)
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20~60代の恋人がいたことある男女1,058名(有効回答数)

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