沖縄キャンプ最終日に沖縄SVと対戦し、広島時代の1学年先輩・前田俊介と邂逅

 J1浦和レッズは沖縄キャンプ最終日の8日、元日本代表FW高原直泰オーナーを務める沖縄SVと今季初の対外試合を行い、合計110分(50分×1本、60分×1本)の変則マッチで6-3と勝利した。主力組が起用された1本目に出場した日本代表DF槙野智章は、自身の公式ツイッターを更新。かつての先輩にして同志との再会ショットを公開している。

 浦和はオズワルド・オリヴェイラ監督体制2年目となる今季、沖縄で1次、2次キャンプを行った。体力作りとフィジカル強化を徹底した“地獄のハードトレ”が続き、最終日には沖縄SVとのトレーニングマッチが行われた。

 槙野ら主力組が多く出場した1本目は、1-2でスコアでは後れを取ったが、オリヴェイラ監督は「練習試合は練習なので」と主張。あくまで16日に行われるゼロックス・スーパーカップ川崎フロンターレ戦が“今季初ゲーム”だと説いた。

 そんななか、槙野は試合後にツイッターを更新し、“ある人物”との再会ショットを投稿した。

「みんなは、前田俊介という男を知っているか??」

 前田俊介は槙野と同じサンフレッチェ広島ユース出身の1学年先輩で、ユースでの2年間、トップチーム昇格後も2006年から大分トリニータに移籍した07年6月まで槙野とチームメートだった。05年にはMF本田圭佑(現メルボルン・ビクトリー)やMF家長昭博(現川崎フロンターレ)らとともに、FIFAワールドユース(現U-20ワールドカップ)に出場。しかし、“天才レフティー”と呼ばれながらブレイクできず、その後FC東京コンサドーレ札幌ガイナーレ鳥取と渡り歩き、2018年から沖縄SVでプレーしている。

「久々に会えて嬉しかったな。頑張ってました。笑」

 再会を喜ぶ投稿には、「サンフレッチェにいた天才的プレーヤー!」「天才前田俊介!」「トリニータ黄金期の一員って感じ」と往年のファンから懐かしむ声が多数上がった。

 身を置くカテゴリーこそ違えど、槙野にとっては大きな刺激となる再会になったに違いない。(Football ZONE web編集部)

浦和DF槙野智章【写真:Getty Images】