リバプールは9日、プレミアリーグ第26節でボーンマスと対戦し、3-0で勝利した。

リーグ戦直近の2試合でドローが続いているリバプール(勝ち点62)。以前は「10」もあった勝ち点差も埋まり、マンチェスター・シティと肉薄している。負傷者を多く抱える中、バウンスバックが絶対条件の今節のスタメンは、前節からララナに代わりワイナルドゥムが起用された。

まずゴールに迫ったのはアウェイのボーンマス。2分、アイブが敵陣中央をドリブルで前進しボックス左のフレイザーへ。フレイザーは中に切り返して右足でシュートを放ったが、GKアリソンがさすがのセーブを見せた。

一方、リバプールはボーンマスの集中した守りに攻めあぐねる。そんな中サラーが10分過ぎに強引に2本のシュートを放っていったがノーチャンスだった。

すっきりしない時間が続いたが24分に試合を動かした。右CKの流れからミルナーがクロスを上げると、DFの間に入ったマネが頭で合わせてリバプールが先制点を奪った。

マネの4試合連続ゴールで先制したリバプール。28分にはカウンターからサラーに好機が訪れるも、フィルミノのパスが浮いたせいか、上手く足に当てることが出来なかった。

ここ2試合、先制してから追いつかれてドローに持ち込まれているリバプールだが、34分にケイタのプレスから左サイドでボールを奪うと、ロバートソンの浮き球スルーパスでボックス左を侵攻したワイナルドゥムが見事なループシュートを決めて追加点。2試合連続で1-1で引き分けているリバプールにとって安心できる2点目となった。

迎えた後半、リバプールはさらにリードを広げる。48分、自陣右サイドスローインから再開し、ケイタが前線のフィルミノへ浮き球でピンポイントパスを送る。その背後に走り込むサラーに、フィルミノは足裏を使って絶妙な落としを供給。スイッチしたサラーは楽々と左足で流し込み、決定的な3点目を沈めた。

苦しくなったボーンマスは59分にアイブを下げて古巣対決となるソランケ、73分にムセを投入。どうにか策を講じるが、それでもチャンスを作るのはリバプール。76分、サラーフィルミノとのワンツーでボックス右に侵入。左足で狙ったシュートはクロスバーを叩いた。

圧倒するリバプールを後押しするように、77分にアーノルドがワイナルドゥムに代わってピッチへ。およそ1ヵ月ぶりの復帰にスタジアムが沸く。また、87分にはカウンターからフィルミノがGKと一対一に。しかしここはGKポルツに軍配が上がる。

終盤にはマネやフィルミノを下げる余裕を見せたリバプールがこのまま試合を締めてタイムアップ。3-0で快勝し、3試合ぶりの白星を収めた。

サムネイル画像