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体の冷えや冬太り、インフルエンザ花粉症などなど、体調管理には何かと苦労する季節……。そんなときには、しょうがの出番です! 発酵でおいしくなれば、毎日無理なく食べることができますよ。

「発酵しょうがも、10年ほど前から愛用しています。たまねぎほど変化(発酵)しませんが、香りとうまみは格段に上がり、料理にひとさじ足すと味が深まります。また、しょうがって少量しか使わないのに、そのつどおろしたり切ったりするのって面倒ですよね。発酵させてしまえば保存がきくので、まとめてつくっておくと重宝しますよ」

そう語るのは、昨年9月『女性自身』発の好評企画「発酵たまねぎ」の発案者で天然酵母にこだわるパンの店「はつたもの」店主の増島智子さん。増島さんが今回、紹介してくれたのが「発酵しょうが」。鍋に加えたり、ホットドリンクに加えたり、冷え性改善にも役立てているそう。

「発酵しょうが」の作り方はいたって簡単。煮沸したビンを半日ほどかけて乾燥させ、その中によく洗って水けを拭き、皮ごとすりおろしたしょうが(せん切り、みじん切りでもOK)を入れて、冷蔵室で2週間ほっとくだけ。

そんな「発酵しょうが」を使ったレシピを紹介。つくりおきしておくと便利!

■丸ごと蒸しキャベツ

【材料と作り方】つくりやすい分量

1)発酵しょうが大さじ1としょうゆ大さじ1と1/2を混ぜ合わせる。
2)キャベツ小1個は芯のほうから8等分に切れ目を入れ、芯を下にして蒸す。芯がやわらかくなったら(1)をかける。
※保存期間:冷蔵室で約1週間。

【アレンジレシピ】

たとえばパスタに。キャベツは葉を1枚ずつはがし、ゆでたパスタとあえるだけ。チャーハンや野菜炒めの具としても活躍する。

もやしナムル

【材料とつくり方】つくりやすい分量

1)発酵しょうが小さじ2、しょうゆ小さじ2、ごま油小さじ1を合わせる。
2)もやし1袋をさっとゆでて水けを切り、(1)であえる。
※保存期間:冷蔵室で約1週間。

【アレンジレシピ】

たとえば焼きうどんに。発酵しょうがで下味がついているので、うどん、肉と炒め合わせるだけでもOK。そのほかラーメンのトッピングにしたり、肉巻きの具にしても。

野菜のえぐみを消し、本来の甘みを引き出すのが発酵しょうが。なかでも相性のいい、もやしとキャベツは、常備おかずにしておくのがおすすめ。そのまま食べても、アレンジしても、箸が止まりません!