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人間でもペットでも肥満体だと身動きが制限されてしまう。特にペットが肥満になってしまうのは、飼い主の責任によるところが大きいだろう。このほど通常の3倍ほども体重があるチワワが無事にダイエットに成功し、体重の半分以上を減量させたニュースが『real fix』などで伝えられた。

カリフォルニア州サンフランシスコにある「Muttville Senior Dog Rescue(マットヴィレ・シニアドッグ・レスキュー)」にチワワの“バーサ”(11歳)が引き取られた時、その体重は通常のチワワの約3倍の5.9kgだった。

飼い主が他界し、この保護施設に預けられたバーサだったが、あまりの肥満により小さな脚で全体重を支えるのが大変で、ほとんど身動きがとれない状態だったという。2017年8月、バーサはナパ郡セントヘレナに住む新しい飼い主アリソン・ハッケットさん(35歳)に引き取られた。

アリソンさんは、バーサをなんとかしてスリムな体型に戻そうと獣医師と相談してカロリーコントロールをしたダイエットを決行することにし、およそ1年間バーサには低カロリーで低炭水化物のドッグフードに加え、人参やりんごなどヘルシーなおやつを与えた。その結果、ダイエットは見事成功。バーサは3.6kgもの体重が落ち、2.3kgとスリムになった。これまでの経緯を、アリソンさんはこう語っている。

「バーサは、まるでソーセージのようでした。私の友人も『小さな脚に食パン1斤がのっているみたい』と言っていたほどです。明らかに肥満で、バーサはほとんど身動きできませんでした。保護施設にいる間に500gほど痩せたので、私が引き取った時は5.4kgほどになっていました。過去の記録がなく、バーサがどんな食生活をしていたのかわかりませんが、飼い主から間違った食事を与えられていたのは明らかです。」

バーサは老犬で、定期的に発作を引き起こす傾向があった。ハードな運動は無理があるために、アリソンさんは獣医師のアドバイスのもとゆっくりと健康的にバーサを減量させることにした。今回、このダイエットが成功して喜んでいるのはアリソンさんや獣医師だけではないようだ。

「肥満時には不可能でしたが、今のバーサはとてもエネルギッシュで家の階段を上り下りしたり、走り回っています。他人からの食べ物を一切受け入れず、高カロリーなおやつも与えずに厳しいダイエットをしたおかげで、体重の半分以上も減量し、今では後ろ脚だけで立つこともできるんですよ。バーサが家の中を走るたび、爪がカチャカチャと音を立てるのですが、その音が頻繁に聞こえるのは嬉しいことです。前は動くことすらできませんでしたから。」

アリソンさんによると、バーサは食べることが大好きで、過酷なダイエット中でもどんな食べ物も嫌がらずに平らげ、常に食べ物を探していたそうだ。「バーサは、いつも食べ物のことを考えているようです」とアリソンさんは苦笑するが、減量に成功し健康的でハッピーな生活を送っているバーサを見て、「この結果に大満足です」と話している。

画像は『real fix 2019年2月7日付「Obese Chihuahua Who Could Barely Move Has Shed More Than Half Her Body Weight After Ditching Her Indulgent Diet」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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