マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、所属するブラジル代表MFフェルナンジーニョの起用法について語っている。イギリスのマンチェスター地元紙『イブニング・ニュース』が伝えた。

1つ多く試合を消化しているものの、プレミアリーグ第25節終了時点でリバプール(勝ち点62/+41)と並び暫定首位に立ったシティ(勝ち点62/+48)。鍵となった第25節アーセナル戦では、3-1のスコアでチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を切望するクラブを振り払った。

また、そのアーセナル戦ではMFフェルナンジーニョをセンターバックで起用したことが話題となった。ベンチには本職のDFジョン・ストーンズらもいたため、リスクを冒したコンバートとなったが、この采配がズバリ。守備時にCB、攻撃時にダブルボランチの一角を務めるフェルナンジーニョの動きに、アーセナルの選手陣のプレスは無力化されていた。

10日の第26節チェルシー戦を前にして、グアルディオラ監督はフェルナンジーニョのCB起用に至った理由を語っている。

「彼はあのポジション(CB)でプレー出来ると考えている。彼は速く、空中戦に強いし、後方に行ける。彼が前方にフットボールを捉えた時には、内側へのパスのビジョンやプレーの切り替えが素晴らしい」

「前後に動く彼はインテリジェントだ。全てを理解しているんだよ。もちろん、(CBをこなすためには)もっと練習しなければならない。だが、彼はそれが出来ると思う。彼のポジションは中盤だけどね」

「彼があのポジションでプレーした時に負けた場合、何が起こるか私には分かる。私は天才だろ? 対戦相手に対するサプライズを発見しても、『何故プレー可能な4500万ポンドの選手をベンチに置くリスクを冒したんだ? 』と聞かれるだろう。私は分かっている」

「だが、彼はあそこでプレー出来る。私たちはスキルや必要なものを分析しているんだ。ビルドアップを理解している人物が必要であり、それが彼を(CBで)起用する理由だ」
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