ギラヴァンツ北九州は10日、昨シーズン限りで現役を引退したGK山岸範宏(40)が、JFAアカデミー福島U-18のGKコーチに就任したことを発表した。

埼玉県出身の山岸は中京大学卒業後、2001年に浦和レッズに入団。元日本代表GK都築龍太氏との激しいポジション争いを繰り広げ続けながら、2004年の2ndステージでは、クラブ初のステージ優勝に貢献し、2006年にはJ1リーグ優勝に貢献した。なお、同年にはイビチャ・オシム監督に見いだされ、出場することはなかったが日本代表にも初選出されていた。

その後、日本代表GK西川周作の加入によって出場機会が減少。2014年6月にモンテディオ山形へ期限付き移籍をした。キャプテンとしてチームを引っ張り、クラブ史上初の天皇杯決勝進出とJ1昇格プレーオフ出場に貢献すると、プレーオフ準決勝のジュビロ磐田戦では後半アディショナルタイムにコーナーキックから勝ち越しとなるヘディングシュートを決めて決勝進出に貢献。決勝戦でも安定したプレーを披露し、プレーオフ優勝、山形のJ1復帰に導いた。その後は2017年に北九州へ期限付き移籍。翌年に完全移籍していた。

キャリア通算では、J1で171試合、J2で65試合、J3で22試合国内リーグカップ戦に43試合、天皇杯に24試合出場。

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