【ニューデリー時事】ヒマラヤ山脈の高地にあるインド北部ジャム・カシミール州ラダック地方で、冬場に湖などにできる「天然のスケート場」を生かし、スポーツに縁の薄かった子供たちにアイスホッケーを広めようという機運が高まっている。インドでは子供用スケート靴を手に入れるのが困難なため、現地に住む日本人女性が中古靴の寄贈を呼び掛けている。

 女性は、ラダックの中心都市レー近郊の村で宿泊施設と旅行代理店を営む池田悦子さん(44)=川崎市出身=。学生時代からインドに興味を持ち、インド人男性との結婚を機に2010年から移り住んだ。

 ラダックは、ほとんどが標高300メートル以上の高地で、10~2月には湖や池がスケートに十分なほど氷結する。中には約4000メートルの「世界一高い場所にある天然スケートリンク」もある。

 かつては「ランニングをしているとなぜ走っているのかと笑われた」(池田さん)ほどスポーツが普及していない土地だった。ただ、近年は国内外のアイスホッケー代表チームプレーに訪れ、子供たちにも技術指導するようになり、競技人口が増えつつある。

 一方、代表チームなどが中古用具を持ってきてくれるものの、子供たちに行き渡るにはほど遠い。池田さんは「子供にもっとスポーツを楽しんでほしい」と語り、日本からの助力を待っている。池田さんの連絡先はneoladakh@gmail.com。 

〔写真説明〕アイスホッケーを始めた子供たち=1月7日インド北部ジャム・カシミール州ラダック地方(池田さん提供)

〔写真説明〕インド北部ジャム・カシミール州ラダック地方で、スケートを楽しむ子供たち=2016年1月(池田さん提供)

アイスホッケーを始めた子供たち=1月7日、インド北部ジャム・カシミール州ラダック地方(池田さん提供)