代表作の「失恋ショコラティエ」や「脳内ポイズンベリー」が映像化されている人気漫画家・水城せとなが、セクシャリティを越えて人を好きになることの喜びや痛みを純粋に描き、多くの女性から絶大な支持を集めた傑作コミック「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」が、このたび『窮鼠はチーズの夢を見る』のタイトルで実写映画化されることが決定した。

【写真を見る】大倉忠義が『100回泣くこと』以来の単独映画主演!受け身の恋愛を繰り返す主人公を演じる

本作は、優柔不断な性格が災いし不倫を繰り返していた主人公・大伴恭一の前に、彼の妻から依頼された浮気調査員で大伴の大学時代の後輩・今ヶ瀬渉が現れることから始まる物語。不倫の事実を隠す代わりに今ヶ瀬が突きつけてきた「カラダと引き換え」という条件にはじめは拒絶する恭一だったが、7年間一途に想いつづけてきたという今ヶ瀬のアプローチに、次第に心を許すようになる。

主人公の大伴恭一を演じるのは、関ジャニ∞メンバーとして活動しながら俳優としても活躍する大倉忠義。大倉は、13年公開の『100回泣くこと』以来となる単独映画主演を務める。そして恭一への想いに葛藤する今ヶ瀬渉役には『翔んで埼玉』(2月22日公開)や『愛がなんだ』(4月19日公開)など話題作への出演が相次ぐ成田凌。2人は本作が初共演となる。

そしてメガホンをとるのは『パレード』(10)、『リバーズ・エッジ』(18)で2度にわたりベルリン国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞するなど、国内外で高い評価を獲得している行定勲監督。恋愛映画の名手として様々な愛のかたちを映しだしてきた行定監督だけに、本作でも男性同士のせつなくも狂おしい恋を繊細かつ大胆に描いてくれるはず。

脚本は『真夜中の五分前』(14)や『ナラタージュ』(17)など、近年の行定監督作品に携わってきた堀泉杏。『窮鼠はチーズの夢を見る』は2020年に公開予定。続報を楽しみに待ちたい。

キャスト&監督コメント

●大倉忠義(大伴恭一役)

「素直に、とてもピュアなラブストーリーだと思いました。もちろん衝撃を受けましたが、恋に落ちるきっかけというのは、誰にも分からないものだなと。行定組でのお芝居は大きなプレッシャーがありますが、とても贅沢な時間だと思うので、堪能したいと思います。成田さんと初めて共演させていただきますが、お互いすんなり入っていけそうな気がして楽しみです。人が人を好きになるということに境界線はないということを、この映画を通じて感じてもらうきっかけになればと思います」

●成田凌(今ヶ瀬渉役)

セリフの一言一言がとても繊細で、どう表現していくか、とてもやりがいがある作品だと感じました。現場に入り、大倉さんと対峙しないと見えてこない感情はきっとあると思いますが、今ヶ瀬という役に自分がどう寄り添えるか、今から胸が膨らみますし、心のスイッチが入りました。きっと、誰にとっても共感してもらえる恋愛が描けると思います。行定組の一員として、丁寧に一生懸命に作っていくので、観て頂く方それぞれが自由に楽しんでもらえたら嬉しいです」

●行定勲(監督)

「男と男の性愛を区別することなくリベラルに描く原作の在り方と、深い共感を得るセリフの素晴らしさに感銘を受けました。マイノリティの人が受ける社会の偏見や苦悩に焦点を当てるだけでなく、人と人がぶつかり合う激しくも切ない個人の物語に惹かれ映画化を切望しました。これは、人を受け入れることについての映画になると思います。大倉忠義と成田凌は、私が撮りたいと思っていた俳優たちです。私の新たな恋愛映画への挑戦は、二人の持つ男の繊細さと色気で今までにない映画に昇華されることを確信しています。私はラブストーリーをいくつも作ってきましたが、これまでとは違う新しい愛のカタチに期待してください」(Movie Walker・文/久保田 和馬)

大倉忠義×成田凌×行定勲監督の豪華タッグが実現!