■「自意識過剰なんじゃないか」
女性専用車両は、痴漢被害におびえる女性を助けるシステムです。日本は電車通勤が多いという交通事情もあり、世界有数の痴漢大国。加害者は男性で、被害者は女性というれっきとした事実があります。
年間の痴漢犯罪の検挙数は4000件近くに上ります。しかも、女性の8~9割は恐怖のあまり被害を届け出ていないのです。そんな国で、女性専用車両はまさに助け船。求められるのは当然でしょう。しかし、なかには「女性専用車両に乗りたくない」という女性もいるそうです。なぜ、そう考えるのでしょうか。
理由として、「公的自己意識」の高さが考えられます。公的自己意識とは、つまり「他者から自分がどう見られているか」を意識すること。反対に、「私的自己意識」は「自分自身がどう思うか」という意識を指します。日本人は一般にこの公的自己意識が強い。欧米諸国の人々は私的自己意識が強いがゆえに、自分の目的を達成しようと行動します。
言い換えると、日本人には、気を使いすぎる人が多いのです。
では、今回のケースで何に気を使っているかというと、「女性専用車両に乗るなんて、自意識過剰なんじゃないか」という他人の目、声です。
そんなことを気にすることはない、とお思いになる方も多いでしょうが、痴漢被害者に対する誤解や偏見は、特に男性に根強く残っています。
その1つは、「痴漢に遭うのは、若くて美人、セクシーな女性だ」というもの。そんな勘違いが当たり前に思われているからこそ、女性としては、「女性専用車両に乗ると自分のことを自分で魅力的な女性と考えているのではないか」と公的自己意識で考えてしまう。「私はそんなこと気にしませんよ」と気遣って振る舞ってしまう人もいるでしょう。
しかし、現実には男性のイメージに限らない多くの女性が被害に遭っています。女性でも痴漢被害に遭ったことがない人には、男性と同じような勘違いを持ってしまう人もいる。それは、嫉妬であり「やっかみ」にすぎません。そのせいで、必要のない余計な気遣いをしてしまうのです。
■男と女の根本的な違いとは
男性の偏見はまだまだあります。「女性が加害者になるケースもあるだろう」。心理学的な知見でいうと、ありません。男と女の体と心は違うのです。どういうことかというと、女性は初対面の男性に性欲を抱きません。突然、目の前にどんなイケメンが現れても、すなわち性の対象にはならないのです。対して男性は、関係を築かなくても、性の対象とします。これは男性ホルモンであるテストステロンの作用です。だからこそ痴漢加害者は男性なのです。痴漢の常習犯の男性には、心理療法だけではなく、テストステロンの分泌を抑える薬を処方することもあります。
歴史的に見ても、世界中のレイプ犯はほぼすべてが男性です。女性専用車両を「男性差別」だと叫ぶような人は、このような実態を無視して暴論・偏見をさらしているだけ。女性は「公的自己意識」に縛られずに自由に振る舞えばいい、というよりもまず、男性側が自らの無理解、勘違いを正すことが必要なのです。
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