2019年2月9日,「リーグ・オブ・レジェンド」の国内プロリーグLJL 2019 Spring SplitWeek4の試合が東京・渋谷のヨシモト∞ホールで行われた。

 Week3終了時点でリーグの首位をひた走っているのは昨年の覇者,DetonatioN FocusMe(DFM)。ここまで5勝0敗と負け知らずで,その強さを見せつけている。2位は5勝2敗でUnsold Stuff Gaming(USG),3位は4勝2敗でCrest Gaming Act(CGA)が続く。
 それでは,Week4の試合の結果を振り返っていこう。

リンク関連記事:「LJL 2019 Spring Split」Week3 レポート。AXZがUSGを下す金星を挙げ,今季初勝利

Week4


 ここまで4位につけていたRascal Jester(RJ)がUSGとCGAに勝利したことにより,2位〜4位が1ゲーム差で並ぶ大接戦の様相を呈してきた。
 Week4でも各チームが熱戦が繰り広げたが,その中でも注目の2試合をピックアップして紹介したい。

■第1試合 Crest Gaming Act vs. Burning Core

ムービー(※4Gamerへジャンプします)


■バン・ピック
 CGAは,ファーストピックでサイラスを選択。エイトロックスやエズリアルなど,優先度の高いチャンピオンを押しのけてのピックに,会場からはどよめきがあがっていた。


■試合内容
 そしてこの試合,CGAのNap選手は「ファーストピックサイラスの理由はこれだ」と言わんばかりに,対面のCogCog選手のイレリアを圧倒し,レベル4,レベル7での2回のソロキルを達成。これによってBurning Core陣営のゲームプランは完全に崩壊し,試合は25分という短い時間で決着した。



■第5試合 Rascal Jester vs. Crest Gaming Act

ムービー(※4Gamerへジャンプします)


■バン・ピック
 Rascal Jester(RJ)側は,あえて強力なチャンピオンをバンせず,お互いのチームが得意チャンピオンを取れる「荒れるドラフト」を仕掛けていた。さらに,フェーズ1ではカーサスをピックし,フェーズ2でオラフピック。昨今の環境でJungleで活躍することの多いカーサスを,Botレーンで運用するというドラフトで裏をかき,CGAを惑わせた。


■試合内容
 まず,RJのJungler・Wyvern選手は,レベル1からCGA側のジャングルに侵入してブルーバフを奪取する。自陣営側のブルーバフもBotレーンのペアで狩りとった。この意表をついた戦術によってCGAのJungler・hachamecha選手はブルーバフを狩ることができなくなってしまい,苦しいジャンリングを迫られるうえ,Botレーンが不利な状況に陥ってしまった。


 hachamecha選手のジャンリングを封じ込めることにより,完全に試合のペースを握ったRJ。勝敗の明暗を分けたのは試合開始33分のMidレーンでの集団戦だった。CGAのHachamecha選手がセジュアニのアルティメットを放ち,集団戦を仕掛けるが,Wyvern選手のオラフが見事に受け止め,RJが反転攻勢に出て2キルを獲得したのだ。
 集団戦に勝利したRJはそのままバロンエルダードラゴンを獲得。最後は,RJのHollis選手とWyvern選手が強引にネクサスを破壊し,決着となった。



■今週の注目ピック:サイラス(トップレーン)
 実装されてからまだ2週間程度しか経過していないサイラスだが,LJL Week4では7試合のうち5試合でピックされ,4勝1敗という好成績を残している

 まだランク戦での勝率はさほど高くないチャンピオンだが,運用方法が確立されつつあるプロシーンでは,すでにアーゴットなどと並ぶ「ピック or バン」レベルの性能と見なされているようだ。特にLEC(ヨーロッパのプロリーグ)ではWeek4の10試合中9試合でピック or バンされており,その評価の高さがうかがえる。
 気になるのは,海外のプロたちはヘクステック・プロトベルト01やルーデンエコーなどのAP(魔力)ビルドでプレイすることが多いのに対して,LJLでは,アイスボーンガントレットやアビサルマスクなどのタンクアイテムを活用している点。今後,どちらのビルドが主流になっていくのか,注目しておきたい。

リンク関連記事:「リーグ・オブ・レジェンド」,本日実装の新チャンピオン「サイラス」のインプレッションをお届け。敵のスキルをコピーするメイジ


■サイラスの強み
・敵のアルティメットスキルを乗っ取って,短いクールダウンで使用できる。
・ウェーブクリア能力の高さと,スキルW「王殺し」の回復効果により,レーン戦でアドバンテージを取りやすい
・狙った敵に張り付いてキル(または足止め)する能力が高く,順調に育つと相手に大きなプレッシャーを与えられる
・AP(魔力)ビルドとタンクビルドどちらでも運用でき,チーム構成を見てから役割を選択できる

■サイラスの弱み
・一度レーン戦で不利になってしまうとダメージ交換を行えなくなり,接近戦での強さを活かせなくなる
・相手チャンピオンによってはアルティメットスキルを乗っ取る意味が薄く,役に立たない場合がある

Week4 終了時点 順位表


 全8チームがお互いに一度は対戦をこなし,各チームの得意な戦法などが明らかになってきた。ここまでDFMが7戦全勝でトップをひた走る。1本勝負(BO1)となったLJLにおいて「全勝」という圧倒的な成績は,その実力の高さを如実に示している。
 そして来週からは,マークスマン向けのアイテムに大幅な変更が入った「パッチ9.3」が適用される。大きくメタ(主流の戦術)が変わるであろうこのパッチに対して,各チームがどのような戦術を用意してくるのかに注目したい。

リンク「League of Legends Japan League(LJL)」公式サイト
リンク「リーグ・オブ・レジェンド」公式サイト


―――――――――――――――――――――――――――――
記事URLhttps://www.4gamer.net/games/073/G007372/20190212014/
→この記事を4Gamerで読む(※画像などがすべてある完全版です)
―――――――――――――――――――――――――――――
関連タイトル
・PC リーグ・オブ・レジェンド

―――――――――――――――――――――――――――――
(C)Riot Games Inc. All rights reserved. League of Legends and Riot games Inc. are trademarks or registered trademarks of Riot Games, Inc.
―――――――――――――――――――――――――――――
Copyright (C) 2000-2019 Aetas, Inc. All rights reserved.

「LJL 2019 Spring Split」Week4レポート。新チャンピオン,サイラス旋風がLJLに巻き起こる