韓国国会の文喜相(ムン・ヒサン)議長がこのほど、従軍慰安婦問題の解決には天皇陛下が謝罪する必要があると主張したことが大きな波紋を呼んでいる。中国メディアの今日頭条は11日、文議長の発言に日本人が怒っていると伝え、日本のネット上では韓国との断交を求める声があがったと伝えた。

 記事は、現在の日韓関係について「慰安婦問題や元徴用工問題などの数々の矛盾によって氷点下まで冷え込んでいる」と伝えつつ、こうしたなかで文議長が天皇陛下の謝罪を求めたことで「日韓関係のさらなる悪化は避けられない」といった見方が浮上していることを紹介。さらに文議長が天皇陛下について「戦争犯罪の主犯の息子」と表現したことも伝えつつ、天皇陛下が韓国の高齢者の手を取って謝罪すればすべての問題は解決すると述べたと紹介した。

 文議長に発言について、日本国内では「日韓関係はさらに悪化する可能性が高い」と分析されていることを紹介。また、日本のネット上では天皇陛下を「戦争犯罪の主犯の息子」と表現したことに対して「韓国に対して経済制裁をすべきだ」、「韓国とは断交すべきだ」といった反発の声があがったと伝えた。

 さらに記事は、2012年に当時の韓国大統領だった李明博(イ・ミョンバク)氏が「天皇が韓国に来たいならば謝罪すべきだ」と発言し、日韓関係が悪化した過去があることを紹介。文議長の今回の発言についても「日本人を刺激する可能性がある」として、韓国国内では懸念の声が存在すると紹介している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

「天皇が謝罪を」韓国国会議長の発言に、日本ネット「韓国とは断交すべき」=中国メディア