世界には190以上の国があり、お互いに貿易することによって世界経済が成り立っている。日本や中国も世界各国と貿易していて、様々なものを輸出入している。中国メディアの今日頭条は14日、「日本は自国の農産物を輸出したいと願っているようだが、他国の農産物は買いたくないと主張している」と論じる記事を掲載し、こうした態度は「墓穴を掘るものだ」と分析した。

 記事はまず、日本で販売されている農作物の価格は非常に高いことは周知の事実であるとし、それはコストを掛けて質の良い農作物を生産していることだけでなく、「政府が調整している」結果であると主張。「政府が調整している」というのは、自国の農業従事者の利益を守るためだとしながらも、外国の安い農作物が日本に大量に流入してこないように、農作物の輸入に制限や高い規準を設けていると主張、日本の農家の生産した作物の値が下がらないようにしていると論じた。

 一方、日本は自国の農作物を大量に輸出し、日本の農家の収入を上げたいとも考えていると伝え、「他国の農作物は買いたくないが自国の農作物は売りたいという考えは、大きな矛盾がある」と反発。自国の農作物を輸出したいならば、日本は譲歩して広く農作物を輸入するべきだと主張した。

 中国でも様々な国から輸入された商品を購入することができる。中国では海外からの輸入品には高い関税が掛けられているため、一般的に輸入品の値段は高い。だが、自国の製品に対する信用度が低いためか、値段の高い海外製品を購入したがる消費者が多いのは日本と大きく異なる点と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本は「自国の農産物を輸出したいが、他国から輸入したくないと思っている」=中国メディア