結婚して毎日顔を合わせていれば、ちょっとしたことでイライラしたりケンカに発展したりすることもあるはずです。

大事なのは、大揉めしてしまうようなケンカにはならないように、お互いに心がけておくことでしょう。

そこで今回は、「夫婦ゲンカ」をこじらせないための心得を紹介します。

「勝とう」としない

「夫婦ゲンカ」は勝ち負けを決めるためにするものではなく、あくまでも『お互いの不満点について話し合う』ためにするもの。

論点で勝とうと必死になったり、相手を徹底的に叩きのめそうとしたりすると、余計に関係性を悪化させるだけです。

また、どちらが悪いのかと執拗に犯人探しをするのも、根本的な解決には全くつながりません。

話すべきなのは『これから仲良くやっていくために、二人はどうするべきか』ということ。

ケンカだからといって激しく敵対視してしまうと、本当に敵のような存在に感じるようになってしまうかも。

「親」や「仕事」を悪く言わない

夫とケンカをした際に、どんなに腹が立っても言ってはいけないのが、「親」や「仕事」に対する悪口です。

頭に血がのぼった勢いで、「親の教育が悪かったんだね」とか「たいした稼ぎもないくせに」などと口走ってしまうと、大きなしこりを生むことになります。

男性からすると、家族と仕事というのは特に大事にしていることなので、悪く言われたり否定されたりすると、もうわかり合えないような気分にもなるもの。

その時だけの悪口だとしても、「そんな風に思っていたんだ」というショックも受けるでしょう。

長年かけて築きあげた信頼関係も一気に崩れ去る危険性だって秘めていますよ。

途中で「投げ出さない」

ケンカをしているときに、「話しても無駄だし、もういいや」などと途中で投げ出してしまうのは、絶対にやってはいけないこと。

「まだ何も終わってないじゃん」と相手の怒りも増幅するので、さらに火に油を注ぐようなことにもなりかねないでしょう。

意見が激しくぶつかり合って折り合いがつかないような場合には、ケンカを続ける気になれないかもしれませんが、勝手に土俵を下りるのは話し合うことすら放棄しているようにも見えるはず。

どうしても話す気になれないのであれば、「お互いに冷静になってから、もう一度話し合わない?」といった言い方にしないと、どんどん溝は大きくなっていってしまいますよ。

できるだけ「日をまたがない」

夫婦であれば、ケンカをしたあとも一緒に同じ家で暮らしていかなければなりません。

ですので、ただ激しくぶつかり合うだけだと、ケンカ後も気まずい空気の中で生活をしていく羽目になるもの。

それでは息苦しさに耐えられなくなるでしょうから、できるだけその日のうちに終わらせるように心がけるべきでしょう。

長引かせれば長引かせるほど、お互いに謝るタイミングも見つけにくくなるので、基本的には「日をまたがない」ということを意識した方がいいかもしれません。

おわりに

夫婦ゲンカは、あくまでもふたりの関係や家族の状況をより良くするために行うものであるべきです。

相手を叩きのめそうとするようなケンカになってしまうと、結婚生活自体が破綻することにもなりかねないですよ。

(山田周平/ライター)

(愛カツ編集部)

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