中国網日本語版(チャイナネット)は9日、「日本が建造中の空母が、わが国の潜水艦部隊の脅威になる」と報じた。以下は同記事より。

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  日本が建造中の「駆逐艦」22DDHは攻撃型空母になる可能性がもっとも高いという分析もある。日中両国で主権を巡る紛争が発生した場合、第一列島線の突破が可能な中国海軍の大規模な潜水艦部隊は、日本の強力な対潜能力による脅威に直面するだろう。

  22DDHの空母としての特徴は、その艦載能力からも見て取れる。同艦の飛行甲板と格納庫ヘリコプターのほかに、プロペラ機や無人機を搭載することが可能だ。

  日本はまた、米国からF−35B戦闘機の購入を予定しており、最大の注目を集めている。『漢和ディフェンスレビュー』は、「22DDHは12機以上のF−35Bを搭載する能力を持つ」と指摘した。

  しかし新たに公開された写真を見ると、F−35Bの新空母への搭載には無理があるようだ。格納庫の幅は約20メートルのみだが、F−35Bの主翼の全長は約11メートルに達する。つまり格納庫に無理にF−35Bを押し込んだとしても、2機のF−35を格納庫内に並列させることができない。

  また22DDHの前部のエレベーターは同艦の中央線上に位置しており、後方からは1機の航空機しか送り込めず、そのほかの航空機は1機目を追い抜き格納庫に入ることができない。仮にF−35Bを搭載するとしても、甲板下の調整が困難になるだろう。(完結)(編集担当:米原裕子)