中国網日本語版(チャイナネット)は9日、「日本が建造中の空母が、わが国の潜水艦部隊の脅威になる」と報じた。以下は同記事より。

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  22DDHはMk15「ファランクス」を3基、近接防空システム「RAM」を2基搭載する。甲板と格納庫には14機の艦載ヘリコプターを搭載でき、同時に5機のヘリコプターを発着艦させることが可能だ。

  2万7000トンに達する満載排水量イタリア海軍の空母「ジュゼッペ・ガリバルディ」、スペインの空母「プリンシペ・デ・アストゥリアス」、イギリスロイヤル海軍の空母「インヴィンシブル」を上回る。

  22DDHのメインエンジンは4基2軸のガスタービン(11万2000馬力)で、最高速力は30ノットに達する。その排水量、外観、搭載される武器は、空母とほぼ変わらない。カナダ軍事誌『漢和ディフェンスレビュー』は、同艦を現代の軽空母として位置づけている。

  22DDHは就役後、遠洋対潜作戦編隊の旗艦となるだろう。海上自衛隊の対潜能力は2倍に強化され、カバー可能な海域も数倍に拡大される。

  日本の艦船総合情報誌『世界の艦船』は、「22DDHは高性能のソナーとヘリコプター遠距離作戦能力を融合させ、戦時においては魚雷を主要武器とする隣国の潜水艦による日本の水面艦隊への接近を防ぎ、海上自衛隊の周囲300カイリの海域を安全海域とする」と伝えている。(つづく)(編集担当:米原裕子)