2016年に公開され大ヒットしたアニメーション映画君の名は。』のハリウッド版実写映画の監督を、映画『(500)日のサマー』『アメイジング・スパイダーマン』のマーク・ウェブが務めることが決定した。

【写真】『君の名は。』場面写真

 新海誠監督作『君の名は。』は、心が入れ替わった2人の高校生の交流を描いたファンタジー作品。実写企画では、映像制作会社バッド・ロボットのJ・J・エイブラムスとリンジー・ウェバーがプロデュースを担当し、脚本をSFドラマ『メッセージ』で2017年度アカデミー賞脚色賞にノミネートされたエリック・ハイセラーが手掛ける。東宝は米パラマウント、バッド・ロボットとともに今作を共同開発しており、日本における配給も担当する。

 ハリウッド版は、田舎に住むネイティブアメリカンの少女とシカゴに住む少年が、お互いの体が入れ替わる不思議な現象を体験することから物語が始まる。そして来るべき災害を予知したふたりは、その命を救おうと相手に会いに行く。

 アニメ版映画でプロデューサーを務めた川村元気が、今作でもプロデューサーとして参加。川村は今回の決定について「『君の名は。』のハリウッドでの実写映画化において、われわれが第一希望としていたマーク・ウェブ監督が決定したことに興奮しています」と話し、「『(500)日のサマー』に代表されるラブストーリーの名手であるマーク・ウェブ監督が、この作品を新しい切り口でさらなる高みに連れて行ってくれることを確信しています。プロデューサーにJ・J・エイブラムス、脚本にエリック・ハイセラー、そして監督にマーク・ウェブと最強のチームが完成したと思っています」と喜びのコメントを寄せている。

マーク・ウェブ監督(C)2016「君の名は。」製作委員会