四季折々の美しい景色を見ることができる日本では、冬こそ体験できるお祭りなどのイベントが各地で開催されています。

雪に覆われた銀世界が、イベントを通してさらに美しく彩られる瞬間は、一生に一度は見ておきたいものです。

そしてこの度、旅行情報誌「じゃらん」が、そんな冬のお祭りを「冬の絶景」としてアンケートを実施し、ランキング化しました。

ここではランキングの10位から1位に選ばれた冬に行われる「お祭り」や「イベント」を紹介します。

第10位 世界遺産 白川郷/岐阜県

 
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ランキング第10位は岐阜県の「白川郷」です。ここは、富山の五箇山とともに、世界遺産に登録される荻町の合掌造り集落です。

いまも実生活の場として使われている貴重な場所で、それがほか地域の合掌民家集落と違うポイントでもあります。

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毎年1月と2月ごろの週末には夜間ライトアップが行われ、その雪に鮮やかに彩られた集落の姿はまるで昔話の情景を彷彿とさせます。

ただし、2019年からライトアップ見学は完全予約制となったため、注意が必要です。

第8位 蒜山高原・レストラン白樺の丘/岡山県 & 兼六園/石川県

8位には岡山県蒜山高原・レストラン白樺の丘」と石川県兼六園」が同時ランクインしました。

蒜山高原・レストラン白樺の丘では、毎年1月上旬~2月中旬にかけて、絶景のスノーリゾートと化す蒜山高原で開催される2夜限りのお祭りひるぜん雪恋まつり」が開催されます。

このイベントでは約1,000基のミニかまくらが作られ、午後4時になるとそのミニかまくらキャンドルライトアップされます。

キャンドルライトアップされた1,000のミニかまくら群が作り出す幻想的な情景は、言葉では表せないほど。また、このミニかまくら作りにも参加できるのもうれしいポイントです。

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そして兼六園は、日本三名園のひとつである林泉廻遊式の大名庭園です。冬になると庭園が雪に覆われ、水墨画のような世界観が広がります。

また、日本最古という噴水も見どころです。そして唐崎松の雪吊りは、冬の兼六園に欠かせない風物詩として有名です。

第7位 貴船神社/京都府

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7位にランクインした京都府の「貴船神社」は、しんしんと雪が降り積もる京の奥座敷で、水の神様を祀る絶景パワースポットとなります。

本宮の参道階段から奥宮の本殿まで見渡す限りの銀世界となり、寒さ厳しい中でも体の隅々まで清められるような雪参りができます。また「水占いおみくじ」がよく当たると人気です。