FUJI XEROX SUPER CUP2019決勝が16日に埼玉スタジアム2002で行われ、川崎フロンターレ浦和レッズを1-0で退け、優勝した。川崎Fのゼロックス制覇は初となる。

Jリーグ2年連続王者の川崎Fは新戦力のレアンドロ・ダミアンマギーニョがスタメン。昨年MVPの家長や小林、中村らベスメンに近い顔ぶれを幕開けの一戦にぶつけた。

一方、天皇杯王者の浦和は、C大阪から移籍の杉本がスターティングメンバー入り。柏木や槙野、興梠ら既存メンバーの支柱と共に、同じく新加入のエヴェルトンも名を連ねた。

試合はボールを繋ごうとする川崎Fが序盤から主導権を握りにかかる。対する浦和はやや守勢。ただ、ボールを奪った際は攻めの形を見いだそうするなど、引かずの戦いに持ち込む。

互いにフィニッシュワークの乏しい展開のなかで、30分にボックス左に仕掛けたレアンドロ・ダミアンがお膳立て。ボックス中央の小林に好機が巡ってくるが、これを生かせない。

さらに、32分にセットプレーの流れから車屋の折り返しに谷口、38分に小林の右クロスからレアンドロ・ダミアンがそれぞれネットを揺らすが、いずれもオフサイド。ゴールが遠い。

凌いだ浦和は後半の頭から杉本とエヴェルトンに代えて、アンドリュー・ナバウトと阿部勇樹を投入。だが、Jリーグ3連覇を目指す川崎Fの新戦力が挨拶代わりの一発を決める。

52分、家長の左クロスをゴール前のレアンドロ・ダミアンが頭で折り返して、中村がリターン。これに反応したレアンドロ・ダミアンが左足でゴール左にねじ込み、川崎Fが先制する。

追う浦和は61分に橋岡と長澤を下げて柴戸と山中をピッチに送り出すと、川崎Fは70分にマギーニョと中村に代えて馬渡と齋藤、79分に大島とレアンドロ・ダミアンを下げて知念を途中起用する。

その後、柏木に代えてマルティノスを送り出した浦和に対して、川崎Fは小林から阿部浩之にスイッチ。Jリーグ王者の貫禄を見せつけた川崎Fが浦和を寄せ付けず、今年1冠目を手にした。

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