FUJI XEROX SUPER CUP2019が16日に埼玉スタジアム2002で行われ、川崎フロンターレ浦和レッズを1-0で退け、優勝した。

準優勝に終わった浦和のオズワルド・オリヴェイラ監督がが試合後、会見に出席。チームとして上手くやれなかったと語りながらも、シーズン中はもっと向上すると自信をのぞかせた。

オズワルド・オリヴェイラ監督(浦和レッズ)
「少し厳しい言葉かもしれないが、今日は良いゲームにすることができなかった。そして、逆にフロンターレは良いゲームをし、勝利に値した。我々の仕事のリスタートだが、今シーズンの中で、今日よりも必ず良い姿を見せられると思っている」

──エヴェルトン、杉本健勇の評価、ポジティブな印象を与えた選手はいたか
「通常の試合であればハーフタイムでは交代はしないが、今日は5人交代できたので、新加入の2人を交代させた。彼らも公式戦をこなすにつれ、チームにフィットしていくと思う」

「彼らが悪かったから代えた訳ではない。アンドリュー(・ナバウト)を入れることとでスピードをスペースで活かすことにした。背後のスペースを使うことを支持した。また、中盤を安定させるために阿部を起用した」

──良いゲームができなかった要因は
JリーグNo.1のチームであるフロンターレを相手に良い試合ができなかった。去年は2勝したが、その試合を再現できなかった」

「そして、去年からの継続を考えると、武藤(雄樹)と青木(拓矢)の不在も響いた。彼らはチームの中で、はっきりとしたタスクがある。彼らがいない状況では違う形でプレーしなければいけない。フィットにはまだ時間がかかるかもしれない」

──柏木陽介のところで川崎Fがボールを奪おうとしていたが、柏木へのサポートを含めて今日の内容は
「その通りです。我々が中村憲剛をマークしたように、彼らも柏木をマークした。それは新しいことではなく、どのチームとプレーしても、柏木は厳しくマークされる。我々はフロンターレと対戦するたびに、中村憲剛を厳しくマークする」

「ただ、我々がプレスをかける中で、彼らの方がそのプレスからうまく抜け出たと思う」

──全体的に運動量が少なかった部分に関しては、どのような要因があったのか
「今日はスタート地点であり、この試合までに全てを整えるということは難しい状況だ。心配し過ぎるということはない」

「我々にもゲームプランがあったが、完全に実行することができなかった。相手はそれができたということだ」

「ただ、心配していない訳ではない。チームのことは常に気にかけ、良くしようとしている。でも、私は浦和の選手のことをよく知っているので、必ず今日よりも良い試合ができると確信している」

──今日の試合の結果を受けて、印象が変わった部分はあるか
フロンターレの印象は変わっていない。去年の方がまとまってプレーできていた。青木と武藤がチームを整えていた」

「今日の試合は新しい選手が入ったが、彼らも入ってすぐにできる訳ではない。車は部品を変えてもすぐに動くが、選手にはそれぞれ特徴があるので、フィットするには時間が必要となる。ただ、必ずこのチームはよくなるし、良いゲームを見せられる」

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