舞妓(Electra-K-Vasileiadou/iStock/Thinkstock)

歴史と趣きのある京都の街並みと舞妓の組み合わせはそれ自体が「日本の風景」として完成しており、特に外国人を魅了している。

15日放送『ザワつく! 金曜日』(テレビ朝日系)では、外国人観光客が舞妓の後を追い盗撮など迷惑行為を繰り返す「舞妓パパラッチ」を特集。高嶋ちさ子長嶋一茂らがその実態に怒りを滲ませた。

 

■舞妓パパラッチ

観光地での外国人観光客の迷惑行為が取り沙汰されがちな昨今。京都では「舞妓パパラッチ」と呼ばれる、舞妓への迷惑行為がはびこっている。

ただでさえ観光客でごった返す祇園町だが、舞妓を出待ちする外国人観光客が氾濫し交通渋滞が起きるほど。信号待ちでは舞妓を囲み無遠慮に撮影、舞妓の前を歩きながら自撮りで勝手に2ショットを撮るなど、盗撮行為が後を絶たない。

また、店や自宅まで舞妓の後をつけてくる「ストーキング」に近い行為も。ある舞妓は帰宅時、後をつけてきた外国人観光客にオートロックの中にまで入り込まれ「動画を撮影されていた」恐怖体験を明かしている。

 

■高嶋激怒

これに高嶋は憤慨。そういった外国人観光客にインタビューしながら注意をしなかった番組スタッフにも「撮ってないで、ここで注意しなさいよ」と怒りを滲ませる。

さらにそういった外国人観光客には「舞妓がキレればいい」と解決策を提示。「はんなりと、舞妓然としていなければならない」ため、舞妓は腹が立ってもキレられないと周囲が反論すると、信号待ちで「鼻クソでもほじったらいい」と舞妓らしくない行動をすべきと進言した。

これに一茂は「そんなことできない、SNSで上げられたら恥」と苦笑い。もしトラブルが起きたら「女性として恐怖なのでは?」と、注意することも難しい現実を指摘する。

■視聴者も怒り

目に余る外国人観光客の迷惑行為に視聴者も辟易。舞妓パパラッチの存在に怒りを覚えている視聴者も少なくなかった。

 

■3割が「外国人観光客増加に喜び」

しらべぇ編集部で全国20~60代の男女1,362名を対象に調査したところ、全体の3割が「外国人観光客が増えることは、どちらかといえば嬉しく思う」と回答している。

経済的に大きな意義のある外国人観光客の増加だが、7割は「嬉しくない」のが本音のようだ。それは舞妓パパラッチのような「観光客の迷惑行為」を敬遠・嫌悪する人が多いからに違いない。

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(文/しらべぇ編集部・サバマサシ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の男女1,362名(有効回答数)

迷惑な外国人観光客の「舞妓パパラッチ」に高嶋ちさ子怒り 「舞妓がキレればいい」