中国メディア・環球網は14日、日本におけるファーウェイのスマートフォンのシェアが、間もなくサムスンを抜きそうであるとする記事を掲載した。

 記事は、ファーウェイのスマートフォンの販売台数が日増しに増えていると紹介。同社は昨年よりNTTドコモソフトバンクとの提携による商品を発売しており、これまで主な販売チャネルだったSIMフリー機種以上に日本の消費者から認められるようになったとした。

 そして、日本の調査・コンサル企業による昨年の日本国内のスマートフォン販売台数で、ファーウェイが198万1000台で5位に入ったことを伝えた。1位は7年連続でアップルとなったものの、昨年に比べて1%減の1543万8000台に留まったほか、2位はシャープで同6.9%増の413万3000台、3位は前年比30.6%減と苦戦を強いられたソニー、4位が同8.1%増のサムスンだった。ファーウェイは昨年よりも販売台数が2.3倍になっている。

 記事はまた、市場シェアで見るとファーウェイのシェアは6.4%だったのに対し、サムスンは6.7%となっており「これは、ファーウェイが日本市場でサムスンを超えるまで、ほんのあと一歩のところまで来ていることを意味する」と伝えた。さらに、短期間でこれだけ日本市場で大きく販売台数を増やしたことについて「相対的に保守的かつ排外的とされる日本市場においてはとても得難いことだ」との見方を紹介した。

 日本市場全体で見ると、その比率を減らしつつあるとはいえiPhoneを有するアップルが約半数のシェアを持っており、これに比べるとファーウェイのシェアは数分の1に満たないレベルだ。ただ、今後も比較的廉価で消費者のニーズに合った、なおかつ質の高い製品を発売し続けることができれば、ファーウェイのシェアも今後ますます高まってくることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

保守的な日本でファーウェイ製スマホがシェア急拡大、韓国サムスンを抜くのは時間の問題=中国メディア