セリエA第24節ジェノアvsラツィオが17日に行われ、ジェノアが2-1で勝利を収めた。

ナポリユベントスと続いたリーグ戦の連敗から、コッパ・イタリアインテルを下し、リーグ戦でも連勝を続けているラツィオ(勝ち点38)だったが、14日に行われたヨーロッパリーグではセビージャに敗れディスアドバンテージを背負ってアウェイでのセカンドレグに臨むことになった。その敗戦からバウンスバック及びリーグ3連勝を目指す今節は、先発を5選手入れ替えて挑んだ。

序盤からポゼッションではジェノアを上回るラツィオだが、前線にボールが入れられずなかなか攻撃の形が作れない。8分に左サイドでボールを受けたインモービレが、味方のフリーランを利用してゴール前まで運んだが、右足で放ったシュートは力なくGKの正面に。

その後もジェノアの人数をかけた守備に苦戦を強いられるラツィオは30分にピンチを迎える。右サイドスローインからリスタートしたジェノアは、ゴール前にパスを繋いで最後はサナブリアがシュート。ゴール左上を捉えたシュートだったが、GKストラコシャが何とか外に弾きだした。

ここから激しさを増した試合は、32分にラツィオはロムロ、34分にはジェノアのサナブリアがゴールに迫るなど、攻守が素早く入れ替わるスペクタクルな展開に。そんな中迎えた44分、アンカーのパデリがドリブルで仕掛けると、インモービレとのワンツーでボックスへ侵攻。フリーで折り返しを受けたパデリはゴール右下に難なく流し込み、ラツィオが先制して試合を折り返した。

後半立ち上がりもラツィオがボールを保持。53分にコレアがフリーでゴール左下を突いたシュートを放つが、GKラドゥにセーブされる。対するジェノアは少ないチャンスながらも60分にかけてクアメと途中出場パンデフが立て続けに好機を迎えた。

徐々に攻勢を強めてきたジェノア。63分のパデリのシュートがクロスバーに助けられるなど運も味方にしたホームチームは75分、左CKをパンデフが折り返すと、途中出場のルーカス・レイバのクリアがサナブリアの膝に当たってゴールイン。ラッキーな形で同点に追いついた。

このゴールで息を吹き返し、終盤にパンデフとビラスキが積極的にトライ。後半のシュート数ではラツィオを圧倒する。しかし、勝ちに焦りすぎたか、後半アディショナルタイムにはパンデフがシミュレーションを取られイエローカードを受ける場面も。

それでもジェノアの勢いは止まらなかった。93分、右からのクロスのこぼれ球をボックス手前左からクリーシトが左足一戦。ゴール前の隙間を縫った低く抑えの効いたシュートは右ポストに当たってゴールに吸い込まれた。

その後まもなく試合終了。土壇場でジェノアがホームで逆転勝利を収めた一方で、ラツィオはこれで公式戦7試合複数得点なしに終わり、公式戦2連敗となった。

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