菅田将暉主演ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)の第7話が2月17日(日)に放送された。「不治の病を患っている」と告白していた柊一颯(ひいらぎいぶき=菅田)。柊が命を削りながら武智大和(田辺誠一)に“教師の役割”を語る姿に、多くの視聴者が心を震わせている。 (以下、ネタバレがあります)

【写真を見る】武智(田辺誠一)を追いつめる柊(菅田)。鬼気迫る表情にゾクッ!! (他7話名場面、出演者オフショット等40枚)

卒業間近の私立・魁皇高校を舞台に、3年A組担任教師の柊がクラス全員を人質に取り、“最後の授業”と称してクラスメート・景山澪奈(上白石萌歌)の死の真相を生徒に考えさせる、という本作。第7話では、立てこもり7日目が描かれた。

柊は、澪奈を追いつめたフェイク動画の作成を依頼したのが武智だと主張。武智を名指しして「今日の課題はずばり武智先生にやってもらおうと思いまして」「すべての罪を自白してください」と迫り、さもなくば「あなたの大切にしているものを奪います」と宣戦布告した。

生徒の中には武智をかばうものも現れ、教室内では議論が巻き起こる。柊は、刻一刻と悪化する痛みを必死にこらえながら生徒たちを受け止めた。

■ 柊VS武智 熱いメッセージ!

武智を校舎に呼び出し、直接対決に臨んだ柊。武智はそれまでの人懐っこくコミカルな仮面を脱ぎ捨て、どす黒い感情をむき出しに「詰めが甘いんだよ!!そんなことで僕を追いこもうとしたって無駄だ」とかみついた。

そんな武智に、柊は「約束通り、あなたの大切なものをいただきました。名声と権威」と宣告。2人のやりとりはすべて、SNSでライブ配信されていたのだった。

自暴自棄になり「商品価値のないやつに用はないんだよ」と生徒を切り捨てた武智に、柊は痛みに身をよじりながら「生徒はモノじゃない!人間だ」「俺たちが導いてやらなきゃならない、もろくて未完成な人間なんだよ!」「寄り添って一緒に答えを探す。それが教師の務めだろう」と、教師としての矜持を口にした。

■ 菅田の熱演に脚本家、視聴者からも反響!

この熱演に、脚本を担当する武藤将吾氏も自身のTwitterで「病状が悪化したことで一颯の何気ない一言が刺さるのは脚本以上、画で観てこそだなぁとつくづく」とコメント。

「あいつらの将来を、俺は見届けることができない。でもだからこそ、あいつらには幸せになってもらいたい」と魂の授業を締めくくった柊の思いは、視聴者にも強烈に伝わった。

SNSでは「震える。ただ震える」「すごく心に響く」「教師って大変なんだな」「柊先生の言葉に涙出る」「3年A組で自分の言葉に責任を持てって菅田将暉が教えてくれた」など、柊のメッセージを自分のものとして受け取る視聴者からの声が上がり、演じる菅田に対しても「鳥肌だった」「演技と思えない!」「役の幅が広すぎてすごい人すぎる」と絶賛する声があふれた。

フィリップ役で出演した菅田のデビュー作「仮面ライダーW」(テレビ朝日系)を見ていたファンからの「フィリップのセリフに 『僕は物じゃない!』ってセリフがあったな だから『生徒は物じゃない!』って台詞は本当に熱い」という声も上がっている。

「3年A組―」での熱演で菅田の注目度は今まで以上に高まり、撮影現場でのオフショットがたびたびアップされる本人公式Twitterは17日までに、フォロワー250万人を記録した。

■ いよいよ佳境!気になる第8話は――

フェイク動画の依頼主が武智だと判明しても、まだ生徒たちの監禁状態は続く。「なんで解放してくれないの?」という宇佐美香帆(川栄李奈)に、学級委員の茅野さくら(永野芽郁)は「まだ、続きがある…」と意味深につぶやいた。

気になる次回、第8回は2月24日に放送する。警察で取り調べを受ける武智は、無実を訴え呟く。「僕は何も悪くない…」。しかし、既に世間ではSNSの人間によって解析された武智の殺人疑惑の証拠となる動画が拡散され、武智の悪事を暴いたものたちの勝利宣言で溢れかえっていた。

ついに澪奈の死の原因となったフェイク動画の真相にたどり着いたと思う3年A組の生徒たちは未だ解放されない理由を柊に問う。すると柊は、澪奈の死の原因はこれがすべてではないと告げ、むしろこれからが「本番」であると突きつける。(ザテレビジョン

「3年A組-今日から皆さんは、人質です-」第7話より (C)NTV