「若い人ほどお酒を飲まない」傾向が明らかに

ワイン情報サイト「ワインバザール」を運営するバザールは2月16日、 「お酒を飲む頻度」に関する調査結果を公表した。調査は今年2月11から13日、ネット上で実施し、20歳以上の男女6553名から回答を得た。

「お酒をどのくらいの頻度で飲みますか?」と聞いたところ、「毎日飲む」と答えた人は20.4%、「週に2~3回飲む」は14.3%、「週に1回程度飲む」10.1%、「月に2~3回飲む」7.5%、「月に1回程度飲む」が7.5%で、全体の59.8%が月に1回以上は飲んでいることが分かった。

女性の方が「まったく飲まない」という人が多い

一方で、「ほとんど飲まない」は全体で15.4%。「まったく飲まない」(24.7%)と合わせると、40.1%がほとんど飲酒していない。2016年の前回調査と比較すると大きな変化はないものの、「まったく飲まない」と答えた人が1.6ポイント増えている。

女性だけに限ると「まったく飲まない」は31.2%にものぼった。年齢別で見ると「毎日飲む」は60歳以上で28.5%だが、20代は10.6%に留まり、若者ほどお酒を飲んでいないようだ。

また、男女別に比較すると男性のほうが飲む頻度が高い。「毎日飲む」男性は26.5%、女性が14.3%。「月に1回程度」以上飲むと答えた男性は58.3%、女性で51.3%、「まったく飲まない」は男性で18.3%、女性で31.2%だった。

EPAで欧州ワインが安くなる一方、日本人のアルコール離れが進んでいる

調査元は、日本酒や焼酎ブームが続く中海外での人気も高まっており、EPA発行による関税の撤廃で欧州ワインが手に取りやすくなるなど、喜ばしいニュースを告げている。一方、日本人のアルコール離れが進んでいるとも言われる中、「実際に、国税庁による『酒レポート』では平成8年度をピークに種類販売(消費)数量は年々減少しています」とも報告している。

今回は、ワインバザールが2016年に公開したレポート「進む若者の"酒離れ"。20代男性は39.8%が「月に1度もお酒飲まない」から3年ぶりの再調査だった。