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(写真:アフロ

貴乃花光司さん(46)の、相撲を通じて子供たちとふれあっていくという活動のお手伝いをさせていただくことにしました」

そう語るのは、芸能事務所『Megu Entertainment 株式会社』(メグエンターテイメント、以下メグ)の関係者だ。

2月18日貴乃花光司氏が同事務所と業務提携を結んだと報じられた。その直前の2月中旬、本誌はこの情報をキャッチしていたのだ。芸能プロダクション関係者は言う。

「“業務提携”という形ですが、あの元貴乃花親方が芸能事務所のマネージメントのもとでタレント活動もしていくというわけですから驚きました。さらに驚いたのは契約相手です。メグエンターテイメントといえば、長男・花田優一(23)が昨年9月まで所属していた事務所ですからね」

靴職人でタレントの花田優一は’17年8月からメグに所属し、ラジオのレギュラー番組などにも出演していた。実は元貴乃花親方は、メグの女性社長とその夫・A氏とかねてから交流があったという。

「その縁もあって優一はメグに所属することになったのですが、元貴乃花親方としては息子のタレント活動を認めたつもりではなかったのです。親方は本業に身を入れない優一を苦々しく思っていたそうで、事務所に顧客からのクレームが入るようになると“これ以上ご迷惑をかけられませんし、息子を解雇してください”と社長に申し入れたのです」(前出・プロダクション関係者)

また優一は顧客だけではなく、事務所とも多額の“金銭トラブル”を抱えていたという。

’18年6月、優一さんはイタリア・フィレンツェで開催されたメンズファッションイベント『PITTI IMMAGINE UOMO』に日本人として初めて出展しました。本来ならば優一さんのような実績のない靴職人が出展できるようなイベントではありませんでした。しかし彼が『絶対、話題になる。出展費用は返しますから』と必死に事務所を口説き、負担してもらったそうです。渡航費や人件費、出店費用などで総額2千万円近くになったと聞いています」(花田家の知人)

頼み込んで渡航したにも関わらず、優一のブースに展示されたのは、たった2足きりだったという証言もある。

「結局、事務所は優一さんとの契約を解除し、2千万円は“水の泡”になってしまいました。そのことについては元貴乃花親方も父親として責任を感じていたようです。メグと契約したのは、“息子の尻ぬぐいは自分がやらなければ”という思いもあったからなのでしょう」(前出・知人)

前出のメグの関係者は本誌の取材に対し、次のように答えた。

「スポーツ関連活動以外には、数はそれほど多くないと思いますが、テレビ番組出演やCM出演などのスケジュール管理も行っていきます。今回の契約は社長が以前から貴乃花光司さんと親交があったからで、優一さんは関係ありません。優一さんとの“金銭トラブル”ですか? そういったことが報じられているのは知っていますが、私どもは優一さんとの間に金銭的なトラブルがあったとは認識していないのです」

しかし本誌がこの問題について1月にメグを取材した際には、担当者は次のように語っていたのだ。

「社内で協議した結果、弊社としてはこの件についてはお答えできません」

貴乃花光司氏との契約により、メグのスタンスも変化したということなのだろうか。また前出のプロダクション関係者は言う。

「優一は2月8日に放映された『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演しましたが、その話題のほとんどが、お父さんの話ばかりでした。優一よりも圧倒的に話題性を持つ元貴乃花親方と契約できたことは、結果的にメグにとっても良かったのではないでしょうか」

『ダウンタウンなう』では、優一はこんなことも語っていた。

「父は僕と二人で飲んだりとかするのがメチャクチャ大好きで。その時だけはいっさい怒らなくて」

息子の無邪気すぎる発言を、父親はどう感じたのだろうか。