世界最大のプロレス団体WWEは日本時間18日、テキサス州ヒューストンのトヨタ・センターでPPV『エリミネーション・チェンバー』を開催した。軽量級ブランド205Liveで活躍する日本人スーパースター戸澤陽が先月の『ロイヤルランブル』に続き、PPVという大舞台でクルーザー級王者バディ・マーフィーに挑戦した。

 闘志むき出しの戸澤はスープレックスからシャイニングウィザードを放つなど、ジャパニーズスタイルで攻め込んでペースをつかんだ。トップロープからフランケンシュタイナーでマーフィーを投げ飛ばすもカウントは2。勢いに乗った戸澤は打撃の攻防からトペ・スイシーダ2発を決め、ロープに倒れ込んだマーフィーに必殺のダイビング・セントーンを浴びせた。必勝パターンに持ち込んだ戸澤だったが、なんとこれもカウント2で返されてしまう。唖然とする戸澤に最後はマーフィーマーフィーズ・ロウを決めてカウント3。マーフィーが王座防衛に成功した。

 戸澤はダイビング・セントーンで試合を決められず、無念の敗戦。今後は新たな試合展開を考えるべきだろう。

 試合後、戸澤は「負けてしまいました。でも、クルーザーウェイトのベルトを獲るという夢は絶対に諦めないので、これからも応援よろしくお願いします」と2度目の王座奪取をファンに約束した。

 WWEは2大会連続でPPVにクルーザー級王座選手権試合を組んでおり、連続挑戦した戸澤への期待も高い。日本を離れた“あの”男の合流もささやかれる中、1日でも早く再びベルトを巻いておきたいところだ。

文・どら増田
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戸澤陽