スマホを触る女性Yuanting/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

若い女性が年上の経済的に余裕のある男性と、食事などのデートをしてお金をもらう「パパ活」。

そんなパパ活をしていたという16歳少女にわいせつな行為をしたとして、聴覚支援学校の校長だった男(59)が逮捕されたことが報じられた。事件を受けて、よりいっそう「パパ活」を問題視する声が相次いでいる。

 

■パパ活中の少女狙いカラオケ店で犯行

報道によると、逮捕された男は昨年12月、大阪市内のカラオケ店にて当時16歳だった少女に現金約1万円を渡してわいせつな行為に及んだ疑い。

事件前日に、少女がツイッターに「会える方、パパ活」などと書き込んでいたのを男が発見。男から接触を図ったことで2人は知り合ったとみられている。

警察の調べに対し男は黙秘しているそうだが、これまでにも別の2人の少女を買春した疑いで逮捕されている人物だという。

 

■「パパ活が性犯罪のごまかし言葉に…」

パパ活中の少女」を狙った男の卑劣な犯行に、インターネット上には怒りの声が相次ぐ。

「え? 体の関係がないのがパパ活じゃないの? これはただの買春売春」

 

「『パパ活』などと犯罪行為をぼやかす言葉はやめてほしい。『児童買春』って書こうや」

 

「いや、そこまでヤっちゃったらパパ活じゃなくて援交とか売春って言うんだろ。そりゃ捕まるわ。パパ活ってカラオケしたりごはん食べたりするだけなのかと思ってた」

 

■「パパ活」利用した犯罪横行に危機感

今回の報道を受けて、性犯罪を企む人間が「パパ活」を巧みに利用している現状に、多くの人が強い危機感を感じたようだ。逮捕された男がホテルではなくカラオケ店で犯行に及んでいることにも、計画性を感じてしまう。

また、「児童買春」よりずいぶんとマイルドな表現で性犯罪事件が報道されていることにも、違和感を抱いたという声も少なくない。

 

■「パパ活」で女性と交際している男性は…

しらべぇ編集部が全国の20~60代の男性834名を対象に「現在、パパ活で女性と交際している人」の割合を調査したところ、全体で6.6%の男性が該当した。

パパ活

ちなみに、20~30代の女性を対象とした「女性のパパ活率」の調査では、対象となった334名中11.1%の女性が「パパ活中」であると回答。男性が複数の女性と「パパ活交際」を楽しんでいる状況も伺える。

SNSの普及やマッチングアプリなどの登場により、男女の出会い方や交際関係にも多様性が出てきた昨今。しかしながら、そういった状況を巧みに利用した犯罪が多発している現状も、重く受け止めていかなければならない。

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(文/しらべぇ編集部・あまぐりけいこ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2018年12月14日~2018年12月17日
対象:全国20代~60代の男性834名 (有効回答数)

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