一般的に栄養ドリンクの飲み過ぎはかえって体に良くないと言われているが、このほどイギリスで1日に6缶もの栄養ドリンクを摂り続けて歯がボロボロになってしまった男性がいた。『New York Post』『The Sun』などが伝えている。

ケントマーゲイトに住むヴィニー・パイナーさん(Vinnie Pyner、21)は、人々に栄養ドリンクの取りすぎに注意するように呼び掛けている。2017年9月、彼はイーストケント・カレッジでBTEC(商業技術教育委員会)コンピューティングとコーディングを学び始めて2年目を迎えようとしていたが、ストレスプレッシャーに押しつぶれそうになり、気持ちを落ち着けるために栄養ドリンクを飲むようになった。

ゲームデザイナーを目指していたヴィニーさんは、授業中に居眠りしないようにカフェインが含まれた栄養ドリンクの「モンスターエナジー」を朝昼晩と1本ずつ、計3本飲んでいたという。そのうち3本では物足りなくなり、2017年クリスマス頃には1日に飲む本数は6本にまで達していた。

そのような生活を7か月ほど続けていた2018年3月のこと、ヴィニーさんはリンゴを食べていた時に口の中で「カチッ」と音がしたのに気付いた。それは4本の前歯が折れた音だった。すぐに治療をするため歯科医院を訪れたが、対応した医師から「これまで診た中で最も損傷が激しい虫歯だ」と言われて愕然とした。

1日に2回きちんと歯磨きをしていたにもかかわらずヴィニーさんの歯は全て虫歯になっており、まるで歯が腐敗して溶けたような状態になってしまったのだ。そのため24本の歯は詰め物をし、4本の前歯は義歯にする治療を受けなければならなくなった。今回の件についてヴィニーさんは次のように話している。

「私は当時、疲れを感じていてモンスターエナジーを必要としていました。そのうち1缶で買うよりお得な4缶パックを購入しましたが、カフェイン欲しさに一度に4缶全部飲み切りたいという衝動に駆られ始めました。」

「私はこの状態に置かれても、エナジーリンクを摂るのを止められない状態でした。なぜなら飲むのを止めた時に、カフェイン中毒の禁断症状でひどい頭痛や筋肉の痛みに苦しむことになるからです。」

「そして、ものを食べるたびに歯に激痛が走りました。それは全く悪夢のようで、その頃から自分はモンスターエナジーの依存がひどい状態だと気づき始めました。しかし誰にもこのことを話さず、じっと痛みに耐えていました。」

ヴィニーさんはまた、「モンスターエナジーの依存は私の人生を台無しにしてしまいました」とも明かしている。彼は前歯4本を失ったこともあり自信消失してしまい、大学も中退してしまった。また、前歯が無いことから就職の面接に不利なこともあり、職も探さずほとんどの時間を家で過ごしていた。

しかしヴィニーさんは、また大学に戻って後に仕事に就くことを望んでおり、昨年9月から歯の治療に専念している。そして人々に「栄養ドリンクはほどほどにしてください。これらはあなたの人生を台無しにすることがあります」と警告している。

画像は『New York Post 2019年2月13日付「Energy drinkscompletely ruined my life’」(SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

海外セレブ・芸能のオンリーワンニュースならテックインサイト