16日放送の『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)に女優の遠野なぎこが出演。母親から受けていた虐待を語った。
■「いつか抱きしめてくるんじゃないか」
しらべぇ既報のとおり、千葉県野田市の自宅で10歳の女児が父親からの虐待の末に死亡した事件では、柏児童相談所の不手際が問題視されていた。
これを受け、自著でも母親からの虐待を告白している遠野は「子供って、いくら殴られても蹴られても心理的に虐待を受けても『いつか親って自分を愛してくれるんじゃないか、自分が悪いからやられるんじゃないか、いつか抱きしめてくるんじゃないか』といつまでも耐え続けてしまう」と切り出し、亡くなった女児が学校に相談するという勇気ある選択をとったことを「すごい」と語った。
■母親からの虐待を告白
そして、母親から受けた自らの虐待について話し始める。虐待の理由について、「気分でしょうね。うちの場合は母が『母親』になりきれない。『女性』の部分が強かった」と語り、母親が男性をとっかえひっかえして家から出ていくこともあって1週間家に放置されたこともあったとのこと。
遠野いわく、母親は女優になりたかったという。その嫉妬から遠野のことを小学生のころから「女性」として扱い、外に出るときは遠野を着飾らせ、帰宅すると鼻血が出るまで殴る蹴るの暴力を浴びせたようだ。
■下半身の写真見せて「すごいでしょ」
遠野が中学生になると、今度は心理的虐待へと変わる。母親は、彼氏の下半身の写真を見せて「すごいでしょ」と言ってきたという。吐き気がするほど気持ち悪かったが、同意しなければ母親に捨てられるとの気持ちになっていたよう。
また、「あなたが外で恥をかかないためよ」「あんたのここが醜い」と遠野の容姿について辛辣な言葉を浴びせてきたとし、その恐怖から遠野はいまでも大きな鏡で自分を見ることができず、小さな鏡で化粧しているという。
■両親から虐待を受けたことがある人は…
いまも根深い問題である虐待。しらべぇ編集部が全国の20~60代の男女1,328名を対象に調査したところ、およそ8人に1人が「虐待を受けたことがある」と回答している。
幼い頃の虐待の恐怖から、醜形恐怖症や摂食障害にもなったという遠野。現在は母親とは絶縁しているが、「『大人になったらもう終わり!』ということではまったくない」と虐待が子供に与える影響を訴えた。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年11月17日~2017年11月20日
対象:全国20代~60代の男女1,328名(有効回答数)
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