成長には個人差が大きいもの。分かっていても心配になるのが親心
3歳くらいになると身の回りのことでできることが増えてきます。お着替えや靴を履くことも上手くなり、使った食器を運ぶことや、トイレの習慣も身についてきます。今までお母さんが手伝っていたことですので、少しずつラクになり始めて嬉しいですよね。ふと周りのお友達の様子に目をやると、自分の子よりもできることが多かったりテキパキと自ら動いていたり。そんな姿を見て自分の子どもと比べてしまい、一喜一憂したりもします。


強制すると子どものやる気を奪ってしまい、お母さんに甘えたくなります
3歳になったばかりのK君はようやく靴が自分で履けるようになりました。ですがなかなか積極的には動いてくれません。お兄ちゃんが自分で食器を運んでいる姿を見ると、一緒に片付けることはあります。ですがお母さんが「やって」と声をかけても気が向いたら動いてくれますが、「ママやってー」と言われることがほとんどです。保育園ではお着替えやタオルを自分で準備する子が多い中、できない息子の姿にお母さんは少し焦りを感じていました。


成功体験の積み重ねが自信につながり、子どものやる気を継続できます
3歳になると何でも「やりたい!」と言い始めます。もちろん初めから完璧にはできませんし時間もかかります。ですがやる気はあります。初めからすべてを子どもに任せるにはハードルが高いこともありますので、お母さんも一緒にやってやり方を見せてあげましょう。そして次は半分手伝い「できた!」という成功体験を積み重ねていきます。「できたね!」とお母さんが褒めてあげると子どもは嬉しくてまた挑戦したくなります。


見えないところで子どもも頑張っています。小さな“できた”を見つけよう
子どもの成長には個人差があります。男の子よりも女の子の方が大人のマネは上手ですので、成長が早く感じてしまいます。ですが焦って強制することは逆効果。まずは今できていることを褒めてあげ、頑張っている子どもの姿を認めてあげましょう。一つできたらまた一つ任せることを増やしていく。小さな“できた”を積み重ねていくことで、子どももやる気を継続させることができます。その子のペースに合わせてサポートしてあげましょう。


今日の1日1成長
小さな“成功体験”を繰り返すことで、子どものやる気を引き出してあげよう 子どもの挑戦力も1成長、お母さんの目標設定力も1成長。 吉田あき(文)神谷京子(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/
(mamagirl
掲載:M-ON! Press