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 漆黒の闇の中に、たった独りで閉じこもって、どれぐらいの間過ごすことができるか考えてみたことがあるだろうか? 

 大胆不敵なポーカープレーヤーたちが、こんな過酷な状況の中、少なくとも30日間は過ごすことができるとして、それを証明するために大金を賭けた。

 もし30日間、真っ暗な密室で一人で過ごすことができたら10万ドル(約1100万円)、できなかったら相手に10万ドル(約1100万円)支払うという賭けだ。

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ポーカープレイヤー同士のプロップ・ベットが始まった

 発端は去年秋のこと。オーストラリアポーカープレイヤー、ローリー・ヤングは友人たちと話をしていた。その時、狭く暗い部屋の中で、誰とも接触せずにたったひとりで、どれくらいの間、過ごすことができるかという話題になった。

 仲間のポーカー愛好家、リッチ・アラティが30日間と答えたが、ヤングはそれはありえないと思った。そこから、話はプロップ・ベットへと発展した。

 プロップ・ベットとは、実際のポーカーゲームとはまるで関係のない賭けのことで、カードプレイヤーの精神力を試すために、たいていは大枚を賭ける。

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暗闇の中に1人で30日間過ごせるかどうかに10万ドルが賭けられる


 ヤングとアラティは、この孤独なひきこもりゲームにお互い10万ドル(約1100万円)を賭けた。

 アラティが狭く暗い部屋の中でたったひとりで30日間丸々過ごすことができたら、10万ドルゲットすることができ、できなかったら、ヤングが10万ドルを得るというわけだ。そして、ゲームは始まった。

 これだけ高額を現金で賭けるため、ゲームの条件ははっきりさせておく必要があった。

 11ページに渡る合法な契約書が作成され、3人の裁判官による審査員団が、アラティがすべての合意されたガイドラインに従っているかを確認する役目を任された。

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さあ、ゲームの始まりだ


 場所は明かされなかったが、ラスベガスのとある狭い浴室が、アラティが30日間引きこもる現場としてセッティングされ、2018年11月21日にこの賭けはスタートした。

 ベッド冷蔵庫ライトは取り外してある)が設置され、洗面道具は備えられた。食べたい物はなんでもリクエストできるが、誰とも接触することは許されず、光を発するものも禁止だ。

 定期的に尿検査をして、暗闇でのひきこもりを楽にするための薬剤などを摂取していないことを証明しなくてはならない。

 「部屋は正真正銘の闇で、電子機器、光を発するもの、薬の類はすべて禁止だ」ヤングは語る。

 「食べたいものはなんでも食べられるし、ベッドもシャワーもバスタブもある。洗面道具も、エプソムの塩やシュガークラブまでかなり贅沢なものがそろっている」

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勝負の結末は?


 ひきこもりを始めてから、どれくらい時間がたったのか、アラティにわからないようにするため、食事は3日から6日のランダムな間隔でバラバラに届けた。

 ときに、ヤング自身が自分で食事を運び、アラティの精神状態をチェックした。

 24時間、アラティの様子をモニターして、彼がずるをしていないかを確認するだけでなく、心配している彼の家族が見守ることができるよう、24時間のライブ配信を設定した。

 ヤングはこの賭けに勝つ自身があった。だが、賭けが半分を過ぎようとする頃、狭く暗いこの密室で快適に過ごしているアラティの様子を見るにつれ、その自信が揺らいできた。

20日経っても余裕を見せていたため、交渉により勝負終了

 20日目、アラティに食事を届けたときに、彼が相変わらず元気でいるのを見て、ヤングは損失を抑えようと、アラティと交渉し始めた。

 最初、2万5000ドル(280万円)でその場ですぐに賭けを終わりにすることを持ちかけ、一旦6万2400ドル(690万円)をアラティに支払うことで合意した。

 その後、両者はリスクを分散し、最終的にヤングは4万2000ドル(460万円)を支払うことになった。損失額は減ったとはいえ、痛い負けとなった。

 「最後に食事を届けたとき、アラティは前よりも元気になったように見えた」ヤングは言った。

 「ぼくは彼の精神力を見くびっていたよ。でも、賭けをしたことは後悔していない。自分にもいい面があることがわかったし、多くの変化もあったからね。それにしても、彼はぼくが思った以上の奴だったよ」

 アルティの精神力に脱帽しながらも、彼がひきこもりを始めてから、近くの造園工事の騒音で昼夜を区別できていたのではないかとヤングはまだ思っている。

 この過酷な状況を後どれだけ我慢しなくてはならないかを知ることで、アルティはこの勝負を切り抜けるのに必要な強さを得たのではないか?だが本当のところははっきりはわからない。

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この賭けは注目を集め、更なる過酷なプロップ・ベットが


 この賭けは、ポーカー業界で注目を集め、べつのプロのカードプレイヤー、ハックルベリーシードが、さらに厳しい条件での高額の賭けに興味を示しているという。

 つまり、掛け金を100万ドルにつり上げるだけでなく、もっと厳しいひきこもり条件をつけようというのだ。

 例えば、ベッドなし、最初の21日間は食事なし、トータル期間40日間、口にできるものは水だけ、といったようにさらに過酷な条件を課すという。部屋にゴキブリを放つという恐ろしい条件もある。

Could You Live In Solitary Confinement for 30 Days for $100K? / actionnetwork/ written by konohazuku / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52271279.html
 

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