小さい子供を持つ親なら、ときに祖父母に子守を頼むこともあるだろう。しかし、そんな日常的な行動で「ある悲劇」が起きてしまい、ネット上では悲しみの声が溢れている。
■愛犬が孫を噛んでしまう
報道によると、この事故は一昨年の3月に東京・八王子で発生。祖父母に生後10ヶ月の娘を預けたことがことのきっかけとなる。
その祖父母宅には、体長約70cm、体重35kg程度の大型犬(ゴールデンレトリバー)が放し飼いされており、ハイハイをしていた娘の頭を噛んでしまったのだ。娘はその後出血死してしまう。
警察は「危害を与えないよう注意する義務を怠った」とし、飼い主である祖父母を過失致死の疑いで19日に書類送検した。
■母親への同情の声
誰かの故意があるわけでもないのに起こってしまった痛ましい事故。だからこそ、母親はこの苦しみをどこにもぶつけることができない。「Yahoo!ニュース」のコメント欄では母親への同情の声が寄せられた。
「お爺さん、お婆さんに、刑事責任を負わせたところで、赤ちゃんは還って来ないし、誰も幸せにはならない…」
「我が子が亡くなり、祖父母が捕まった両親がいたたまれない」
また、温厚な犬種であるため、より「事故を予想することが難しかった」と感じた人も多い。
■「悔やんでも悔やみきれない」
また、祖父母はともに「注意が不足していた」という容疑を認めているという。
そのため「愛犬といえど隔離すべき」「管理が甘い」などの意見もあるが、孫を死亡させた責任を感じる祖父母の心労を心配する声も。
「孫を亡くして、悔やんでも悔やみきれんでな。どんな罰でも受けますって気分やろうね…」
■子供を預かるときのリスク
「小さい子供からは目を離すべきではない」というのは周知の事実。しかし、現実的にずっと見守るというのも難しい話だ。
そこで、しらべぇ編集部が全国20代〜60代の子供のいる男女640名を対象に「預かった子供を怪我させてしまい相手の親に責められたことがある」か調査したところ、「ある」と答えたのは4.7%。
普通の家庭で起こった悲劇。母親や祖父母の心境を考え、いたたまれない気持ちになった人も多かったようだった。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2018年5月18日~2018年5月21日
対象:全国20代~60代の子供のいる男女640名 (有効回答数)
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