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sora tob sakanaの主催イベント「天体の音楽会Vol.2」が2月17日に東京・Zepp Tokyoで開催された。

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昨年2月に初回が行われた「天体の音楽会」はアイドルやバンドなど、さまざまなジャンルのアーティストが垣根を越えて競演するイベント。「Vol.2」ではsora tob sakanaを含む全9組の出演者がそれぞれ個性あふれるパフォーマンスを披露し、会場に集まった多くの観客を盛り上げた。

開演前にはsora tob sakanaの妹分ユニット・パンダみっくがオープニングアクトを務め、「好きな曜日はxx」「今夜がおわらない」の2曲で会場の温度を高める。イベント本編ではトップバッターのPAELLASが重低音が響くSEとつなげる形で「daydream boat」をプレイしたほか、「Echo」や「Shooting Star」で観客を妖艶な楽曲の世界観に引き込んでいった。PAELLASの出番後には、ステージ近くに組まれたDJブースにDJピエール中野(凛として時雨)が登場。オーディエンスを煽りながら変幻自在のDJプレイを繰り広げた。

続くYURiKAはsora tob sakanaの音楽プロデューサー・照井順政が提供した「Dive into the colours」「鏡面の波」などを歌唱して会場を沸かせる。2度目のDJタイムではDE DE MOUSEが激しく明滅するVJ演出と共に観客を熱狂させ、Zepp Tokyoをダンスフロアに変化させた。その後イベントは再びライブパートへ。JYOCHOは「つづくいのち」「sugoi kawaii JYOCHO」といった楽曲で絶妙なテクニックのギター演奏を披露してオーディエンスを圧倒。3月13日発売のsora tob sakanaのニューアルバム「World Fragment Tour」に参加しているだいじろー(G)が「かなりの自信作となっています!」と話すと、場内に拍手が沸き起こった。

メンバーごとに異なる個性的な衣装を身にまとったフィロソフィーのダンスは、「ダンス・ファウンダー」「ライブライフ」など全6曲を披露し、ハイレベルな歌唱力とダンスパフォーマンスを見せつける。Tempalayサイケデリックなナンバー「どうしよう」や「革命前夜」を含む全7曲を演奏。独特なスタイルでほかの出演者のファンにも強い印象を残した。

トリのsora tob sakanaは、バンドメンバーも含む総勢11人編成のsora tob sakana band setとして登場。重厚なサウンドに合わせて「New Stranger」「広告の街」などを歌唱し、MCでは2回目の「天体の音楽会」を開催できた喜びを語ったほか、改めて出演者への感謝の気持ちを述べた。そして初披露の楽曲「WALK」を含む全9曲をパフォーマンスし終えた彼女たちは、拍手喝采の中「天体の音楽会Vol.2」の幕を閉じた。

DE DE MOUSEは頭2つのEにアキュートアクセント付きが正式表記。

sora tob sakana band set