1月にメジャーリーグサッカー(MLS)のトロントからサウジアラビアのアル・ヒラルへ移籍した元イタリア代表FWセバスティアン・ジョビンコ(32)が移籍を決断した理由を語った。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

2015年1月にユベントスからトロントへ加入したジョビンコは、在籍4年間で公式戦142試合に出場83ゴール51アシストをマーク。2015年シーズンには年間最優秀選手賞、最優秀新人賞、得点王、アシスト王の個人4冠を達成。

2018年シーズンもチームの主力としてリーグ戦28試合に出場し13ゴールを記録したが、新天地にはサウジアラビアを選択した。

アル・ヒラルでの年俸は1000ユーロ(約12億5000万円)と噂されているジョビンコだが、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで移籍の理由はお金ではなく、新たな挑戦だったを明かした。

「ヨーロッパ、アメリカ、サウジアラビアリーグ優勝を飾った選手はまだいないんだ。僕はそれを達成する最初の人物になりたい。僕は新たな挑戦をすることが大好きなんだ。そしてそれがここに来た理由さ」

トロントとは10月上旬に更新の話し合いを行っていたんだ。だけど、彼らが提示した条件に僕は失望したよ。彼らにはリスペクトがなかった」

「リヤドは気候に僕は驚いたよ。27℃もあるんだ。まるで夏みたいだね。でもトロントの寒さに比べればこっちのほうが悪くないよ」

「あと、ここはとてもサッカーの人気が高いんだ。アル・ヒラルには800万人以上のサポーターがいて、イタリアのトップチームにいるみたいに感じるよ」

なお、アル・ヒラルは2019年のAFCチャンピオンズリーグにも出場。西地区のグループCに入っており、日本代表MF塩谷司が所属するUAEのアル・アインや今冬に日本代表MF中島翔哉が加入したアル・ドゥハイル、イランのエステグラルと同居している。

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