死産と確認された赤ちゃんが、棺桶の中で息を吹き返し、両親や病院側を驚かせるというニュースが南米ボリビアから飛び込んできた。現在、警察は医療ミスを疑い捜査を進めているという。『Mirror』『The Sun』などが伝えた。

ボリビアサンタ・クルスで2月8日に妊娠27週直後の母親から生まれた男児が、3度にわたり死を確認されたにもかかわらず、数時間後に棺桶の中で息をしているところを両親に発見された。

このニュースが地元メディアで報じられると、病院長は「男児は、生まれた時に脈拍や呼吸などのバイタルサインが見られず、死産とされた。医師らが再確認したが状況は変わらなかった。1時間後に再び確認するも変化はなく、更に2時間後も同様だったため、男児は死産とみなした。しかし息を吹き返したということは『奇跡』に他ならない」と述べている。

地元メディアによると、病院委員会は「赤ちゃんは死産で生まれた」と結論を下したようだ。何度も死を確認したうえでの宣告を受けて悲しみに暮れていた両親だったが、2時間後には棺桶の中で我が子が息をしていることに気付き、当然ながら大きなショックを受けた。後の地元メディアの取材で、男児の父親リチャード・フラドさんはレポーターらに署名済みの男児の死亡証明書を見せ、今は出生証明書の発行を依頼していると明かした。ディラン・ダレン君と名付けられた男児は現在、病院のICU(緊急治療室)にて治療中とのことだ。

病院側はあくまでも「奇跡」と主張しているが、この件について地元警察は病院側の医療ミスを疑っており、捜査を開始している。リチャードさんは既に検察官とも会っており、検察側はまもなく病院の医療チームから話を聞く予定になっているという。

画像は『Mirror 2019年2月15日付「‘Miracle’ baby boy declared dead three times starts breathing again in COFFIN」(Image: CEN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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