2月22(金)はネコの日神奈川県内にもネコに会えるスポットがたくさん。特に有名なのが城ヶ島と江の島の2大島ネコたち。ボランティアさんたちのお世話のもと、ネコ好きな島の人々とゆったりと過ごしている。

城ヶ島公園の駐車場周辺はネコのたまり場に

■ 海を臨める城ヶ島公園や城ヶ島灯台はネコのパラダイス!

城ヶ島公園と城ヶ島灯台に主にネコが住んでいる城ヶ島。城ヶ島公園は駐車場脇の花が咲いているエリアと、園内の展望台付近に多く見られる。この時季はスイセンなどの花の中でまったりと日向ぼっこをしているネコたちが多く、見ているだけでこっちも眠くなってくるほど、ほのぼの

城ヶ島灯台には、灯台付近にどっしりと構える茶トラのネコがいることが多い。木の歩道や柵の上で寝ている姿はまるで灯台の守り猫のよう。広大な海が見渡せる場所で今日も灯台を守っている。また、灯台の横にある広場には黒ネコが。警戒心が強いのであまり近づくと逃げてしまうので、遠くから見守って。このほかにも城ヶ島を散歩しているとふらりとネコとの出会いが待っている。

■ 「磯料理 かねあ」の看板ネコ・ミーコドンちゃん、花子はいつも一緒で仲良し!

城ヶ島灯台の近くにある新鮮な三崎マグロなどの魚や網元直送の湘南シラスなどが味わえる店「磯料理 かねあ」では、ミーコドンちゃん、花子の3匹のネコが仲良く暮らしている。もともと島ネコだった3匹はいつも仲良し。営業中はお客さんの迷惑にならないように外や店の横でまったりと日向ぼっこをしたりしている。たまに店先にいて、観光客に撮影をされてモデル気分になっている時も。

営業前の朝などは店の奥にある海の岩場や観光橋まで散歩に行く時もある。広大な海をバックに歩いたり、座って海を見たりとさすが島ネコらしい雰囲気。

■ ネコと住民と観光客が共存する江の島はさまざまなネコの表情が見られる

江島神社を中心とする江の島はまさに島全体にネコが生息している。江の島弁天橋を渡るとすぐにお出迎えをしてくれるのがキジトラのネコ。イスの上でゴロゴロしたり、座っている観光客の横に突然現れて一緒に座ったりして驚かせることも。また、弁財天仲見世通りをすぎたところにあるエスカー入口にも数匹のネコがいる。福石付近はネコの通り道にもなっているようで、たまに鉢合わせすることも!お互いに様子を見たり、はたまた全く気にしなかったりとさまざまなネコの日常を見ることができる。

江の島で一番ネコに会えるスポットといえば奥津宮周辺エリア。龍宮付近の庭にはまったりと日向ぼっこなどをしているネコたちが多数。力石の奥でまるで猫神様のようにたたずむネコや、手水舎などでも見ることができる。江の島のなかでもあまり観光客が多くないエリアでもあるので、ネコたちには暮らしやすい楽園なのかもしれない。

城ヶ島と江の島は、ネコ島として有名なだけに最近は飼えなくなったネコを捨てたり、またはネコを連れ去る人も多く問題にもなっている。地域の人やボランティアさんなどが協力をして去勢手術をしたりして世話をしているので、見に行く人もむやみに触ったり、かわいいからといって連れていったりしないように、マナーを守ってネコに会いに行こう。【取材・文=瀧本充広、撮影=宮川朋久、奥西淳二】(横浜ウォーカー・横浜ウォーカー編集部)

城ヶ島公園のスイセンの中でまったり中。思わず大あくび