画像は番組公式サイトのキャプチャ

2月20日『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)では、「自分から率先して動く人より指示待ち人間のほうが得なのでは」といった趣旨の投稿が寄せられた。マツコ・デラックスさんは「消去法で考えても、絶対に指示待ち人間は得じゃない」と口にする。

「何か起きて『じゃあその会社がリストラしなきゃいけない』ってなった時、まず切られるのは指示待ち人間。いざって時のために 、『そうじゃねえぞ』ってところは見せなきゃいけない」

平穏無事であるうちは指示待ち人間でいるほうに安全だが、トラブルが生じた際、真っ先に見切られるのは指示待ち人間だろうと語った。(文:石川祐介)

「相手の気持ちを慮れる指示待ちか、言われた通りやるだけの指示待ちかで違う」


マツコさんは、仕事を始めた時に、指示待ちになってしまうのは仕方がないとしつつも、マニュアルの中から自分で何かを見つけられる人とマニュアル通りにやる人とでは大きな差があると指摘する。「指示待ちのほうが身の保身だと思ってるけど、実は安全じゃない」というのがマツコさんの見解だ。

有吉弘行さんは指示待ちになってしまうのは、自分の好きな仕事を見つけられていないからかもしれないと分析するが、マツコさんは「自分のやりたいことは見つからないよ。自分探しの旅に出ちゃう人は(自分を)探せた?」と問いかける。有吉さんはこれに納得したのか、「自分なんてない」と言い切っていた。

マツコさんは、「指示待ちは不利」という自身の主張をさらに続ける。

「指示を待って仕事をする役目もあるけど、その中でも『この指示ってこうなんだな』って相手の気持ちを慮って動ける指示待ちなのか、本当に四角四面に言われた通りのことをやって返すだけの指示待ちなのかで違います」

受動的に指示を聞くのではなく、その意味や意図を理解する姿勢が大切だと話し、「安全なのは頭を使う指示待ちです」と締めた。

ネットでは、「指示待ちでもヤル気ないだけなのかそうでないのかはわかるよね」と共感した人の声が散見された。「指示待ち人間で指示通りに出来ない人って割と多い」という手厳しい意見も出ていた。