約10年ぶりに再始動をしたステレオラブによる7タイトル再発キャンペーンがスタートする。

 1990年代に結成され、クラウト・ロック、ポスト・パンク、ポップ・ミュージックラウンジ、ポスト・ロックなど、様々な音楽を網羅した幅広い音楽性でオルタナティブ・ミュージックを語るのに欠かせないバンドであるステレオラブ。

 代表作の一つとしてあげられる『Emperor Tomato Ketchup』というタイトルが示す通り、正にオルタナティブ・ミュージック界の皇帝とも言える彼らが、10年ぶりに再始動を果たし、今年の【プリマヴェーラ・サウンド】にジェームス・ブレイクらと並びヘッドライナーとして発表されたニュースに続き、7タイトル再発キャンペーンを開始した。今回の再発は<Duophonic>と<WARP>の共同リリースとなっている。

 その第一弾リリースとして、リマスターが施された本編とボーナス音源の2編から構成された『TRANSIENT RANDOM-NOISE BURSTS WITH ANNOUNCEMENTS [Expanded Edition] 』(1993年)、『MARS AUDIAC QUINTET [Expanded Edition] 』(1994年)の2タイトルが2019年5月3日アナログ、CD、デジタルと各種フォーマットでリリースされることとなった。CDは帯付き国内仕様盤となる。

 この2枚のアルバムはメンバーのティム・ゲインが監修を行い、電気グルーヴのマスタリングも手掛けるBo Kondren(Calyx Mastering, Berlin)の手によってリマスタリングが施され、ボーナス音源には別バージョンやデモ音源が収録されている。

 また、初回生産限定アナログ盤は3枚組のクリア・ヴァイナル仕様となり、ポスターとティム・ゲイン本人によるライナーノートが封入される。スクラッチカードも同封されており、当選者には限定12インチがプレゼントされる。

 今後は『Emperor Tomato Ketchup』、『Dots and Loops』 、『Cobra and Phases Group Play Voltage in the Milky night』が8月 、 『Sound-Dust』 、『Margerine Eclipse』が11月にリリースされることが予定されている。


◎リリース情報
『Transient Random-Noise Bursts With Announcements [Expanded Edition]』
Mars Audiac Quintet [Expanded Edition]』
2019/05/03 RELEASE

ステレオラブ、7タイトル再発キャンペーンが始動