2019シーズンの明治安田生命J1リーグが金曜開催の22日を皮切りに幕を開ける。

“蹴”春到来に先駆け、超WS編集部が「3+1」→「5」に外国人枠拡大で新時代到来を予感させる今シーズンのJ1順位を予想。キーポイントになりそうな短評を添えてお届け!

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1位:ヴィッセル神戸
今季から元スペイン代表FWダビド・ビジャを加え、世界王者の“トリデンテ”を形成。フアン・マヌエル・リージョ監督の戦い方が浸透し、補強に見合った結果を残す

2位:川崎フロンターレ
ゼロックス・スーパーカップで新助っ人FWレアンドロ・ダミアンが一発回答。新たな攻撃オプションを手にするも、アジアとの両輪が足枷になり3連覇はならないか

3位:名古屋グランパス
昨季得点王のFWジョーに加え、大宮アルディージャからアタッカーMFマテウスを補強。攻撃陣がより強固となり、風間八宏監督の下、アタッキングフットボールが完成か。問題は守備陣の出来

4位:浦和レッズ
オズワルド・オリヴェイラ監督がスタートから指揮を執る今季。ゼロックス・スーパカップでは川崎Fの前に敗れるも、補強の充実度はリーグ随一。アジアとの両立が上手くいくかどうかがカギ

5位:ガンバ大阪
アジアの戦いもなく、リーグ戦に集中できることが大きなアドバンテージに。宮本恒靖監督の下で巻き返した昨季後半の戦いがスタートから出せれば、さらなる上も見えてくる

6位:鹿島アントラーズ
AFCチャンピオンズリーグプレーオフで結果を残し、アジア連覇への準備は整った。リーグ奪還に関しては、後方の選手層に大きな不安を抱える。既存選手の成長とタイトル獲得の両立はやや難しいミッションか…

7位:セレッソ大阪
ミゲルアンヘル・ロティーナ監督を迎えたものの、主力選手がチームを去った。チームとしての完成度を高めることが上位進出へのキーポイントとなる。ロティーナ・サッカーをいつ体得できるか

8位:清水エスパルス
ヤン・ヨンソン体制2年目の今季は適材適所の補強。昨季終盤の戦いぶりを継続できるかどうかが順位を大きく左右するだろう。日本代表で揉まれたFW北川航也の活躍もカギ。FWドウグラスの去就次第では…

9位:北海道コンサドーレ札幌
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の下で上位進出を目指す札幌は充実の補強。しかし、前線の陣容が一新されたことが完成度に影響の可能性。FW鈴木武蔵、FWアンデルソン・ロペス、FW岩崎悠人がどこまで早くフィットするか

10位:横浜F・マリノス
アンジェ・ポステコグルー監督がチーム変革を初めて1年。今シーズンもスタイル継続は約束されている。攻撃のキーマンが複数退団したことがどう影響するのか。新加入選手の働き次第ではACL出場の可能性も秘めている

11位:サガン鳥栖
ルイス・カレーラス監督を迎えた鳥栖は、FWフェルナンド・トーレスを最大限に活かすべくMFイサッククエンカを獲得。プレシーズンでも良い関係を見せており、クエンカの働きがカギ。気になるのは守備陣の整備か

12位:FC東京
昨季は6位でフィニッシュも、FWディエゴ・オリヴェイラの活躍に成績が左右された印象。中盤から前線にかけては若手選手を補強したものの、新戦力がどこまでの働きを見せるかが未知数だ。長谷川健太監督の手堅く勝てるサッカーができれば上位進出も考えられる

13位:サンフレッチェ広島
昨季はシーズン後半に大失速したものの2位フィニッシュの広島。選手の入れ替えを行なったが、正直なところ計算が立たない状況でもある。また、開幕を前にケガ人も多く、チームとしてベストな状態にいかに早くなれるかが重要

14位:ベガルタ仙台
渡邉晋監督が6年目を迎える仙台だが、昨季の中心選手が揃って退団。その穴を埋める選手を手堅く獲得したものの、大きな上積みはできていない印象だ。天皇杯決勝まで進んだチームをベースに、いかにブラッシュアップできるのか。攻撃陣が不発に終われば下位に低迷する可能性

15位:大分トリニータ
J3にまで転落した大分がJ1へ復帰。片野坂知宏監督の下、一丸となって戦うチーム力はJ2屈指だった。昨季の主力が残留し、J2で結果を残した選手を補強。爆発力ある攻撃陣がJ1でどこまで通用するかが残留へのカギとなる

16位:湘南ベルマーレ
昨季はYBCルヴァンカップのタイトルを獲得も、最後まで残留争いをした湘南。今季も例年のごとく多くの選手が入れ替わり、一からチーム作りをする状況に。それでも、曺貴裁監督のサッカーを知る選手も加わっており、残留争いを勝ち抜く可能性は大きい

17位:ジュビロ磐田
昨季はシーズンを通して勝ちきれない試合が多く入れ替え戦に。なんとか残留を果たしたが、選手補強は4名と異例の状況で新シーズンを迎える。昨季のケガ人の復帰が大きな補強となればいいが、名波浩監督がどこまでマネジメントできるか。歯車が噛み合わなければ自動降格もあり得るだろう

18位:松本山雅FC
昨季のJ2王者である松本が2度目のJ1に挑む今季。反町康治監督が8年目の指揮を執るチームは、選手こそ大きく入れ替わるも体現するサッカーは変わらない。J2では攻守でしっかりと数字を残したが、J1の舞台でも再現できるのか。J1経験の少なさが気になるポイント
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