ろくでなしブルース,森田まさのり(画像は森田まさのり氏Twitterスクリーンショット 森田氏/左)

1988年1997年まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載。のちに『ROOKIES』や『べしゃり暮らし』などヒット作を連発した森田まさのり氏が描く、ジャンプ黄金期を支えた不良漫画の金字塔が『ろくでなしBLUES』だ。

21日深夜放送『アメトーーク!』(テレビ朝日系)では、同作にハマった『ろくでなしBLUES』芸人が集結。主人公・前田太尊と恋仲になるヒロイン・七瀬千秋が「嫌い」だと、作者を巻き込んだ論争が起こった。

 

■太尊と千秋

同作は、喧嘩に明け暮れる不良たちの青春を描いた傑作。友情・努力・勝利を代名詞とする『ジャンプ』誌上で一時代を築き上げ、今なお多くのファンに愛されている。

心に響いた名場面やセリフ、個性豊かな登場人物について芸人らが思いの丈をぶつけていくなか、メインヒロインの千秋に話題が移っていく。

実はこの千秋、作品内では登場人物らから圧倒的な人気を得ていたが、読者からは不評が寄せられる「嫌われヒロイン」だったのだ。そのため、芸人らも「千秋の嫌いな所」を挙げていく展開に。

 

■千秋が嫌われる理由

奥手な太尊と千秋。観覧車内で抱き寄せる、敵の人質になりがちな千秋を助けてお互いに「好き」だと告白するなど、いつ恋人になってもおかしくない状況が「トータル15回くらい」あったものの、なぜか付き合わない。

そういったもどかしさや、喧嘩に反対しながらも「相手にさらわれる」などして喧嘩の原因になる迂闊な所がある千秋を、バカリズムは「正直嫌い」と斬り捨てる。

これをきっかけに、一同は「イケメンの敵がいるとすぐ浮気しそうになる」緩さなどを挙げ、千秋への不満を爆発させた。

■作者も千秋が嫌い

さらに作者の森田氏と親交の深い芸人、デスペラード・武井志門が「千秋は森田さんが一番嫌いなキャラクター」だと明かす。

作品スタート当時、22歳ごろの森田氏は「女性経験がなかった」ため、童貞が考える理想のヒロイン像が千秋だった。しかしその後、森田氏が女性経験を重ねていくうちに、「こんなヤツはダメな女だ」と気づき嫌いになったという。

この暴露に周囲は騒然。番組を観覧していた森田氏も、照れ笑いを浮かべながら「あとで説教な」と武井に詰め寄った。

 

■当時の読者も納得

当時を知る読者からは「やっぱり、みんな千秋が嫌いだった」とここで改めて認識。大きな反響が起きている。

どこか思わせぶりで周囲の男たちを振り回す小悪魔のような魅力を持ちながら、あまりにも真っすぐな「清純派ヒロイン」として描かれた千秋。そこに無理が生じ、言動にイライラする読者が増えてしまったのかもしれない。

ここまで嫌われるヒロインというのも珍しいが、そのイライラも含めて本作の魅力なのは間違いなさそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・サバマサシ

『ろくでなしBLUES』嫌われヒロイン・千秋 作者が「千秋を嫌う驚きの理由」を暴露され赤面