「酒は飲んでも飲まれるな」という言葉を、誰しも一度は聞いたことがあるだろう。しかし、すべての人がそれを実行できるかと言うと、そんなことはない。
21日、酒に酔って死亡したキャバクラ店の客の男性(44)を路上に放置したとして、警視庁は当時店長だった男性(34)ら男2人を死体遺棄の疑いで逮捕したと発表。ネット上で注目を集めている。
■急性アルコール中毒で死亡の男性を…
報道によると、逮捕容疑は18年10月5日午前10時過ぎ。男が経営するキャバクラに、男性は朝7時頃に来店。この店の前にも2軒はしご酒していた。
そして10時頃、男性は急性アルコール中毒で死亡。それに対し、男らは遺体を路上まで運び出し、119番通報したという。
警察の取り調べに対し、男は「路上に置いたことは間違いないが、亡くなっていたという認識はない」と述べ、容疑を一部否認しているそうだ。
■非難の声
ネット上では、店長だった男性の行動を非難する声も。
・路上に放置するのは店としてダメでしょ
・店の印象を気にして、店外に出して119番したのでしょうが、明らかに救助意思はないし、だから逮捕されたのです
・店内で119番してソファに寝かせていたら救えた命かもしれないし、他人であっても人の命を守るって大切なことをもっともっと皆が考えなければならないと思う
■擁護の声も
しかし、一方では擁護の声も少なくない。男性がそれ以前に2軒も足を運んでいたこと、朝まで飲んでいたことなどが、その理由のようだ。
・潰れて動かないとなると、他の客も入れられない。外に運んで119番までしてるし、逮捕になっちゃうんだなってのが率直な感想
・路上に放置って一見酷いけど、泥酔客なんて日常茶飯事なんだろうな。対応ミスだったのでは
・119通報までして逮捕されるなんて、こんな客相手にどうすればよかったのでしょうね
・店のなかで置いておいたら逮捕されなかったんだろうけど、営業の邪魔だから外に出したい気持ちもわかる
■半数以上が酒で眠くなる
急性アルコール中毒の主な症状に「呼びかけに反応しない」「嘔吐」「脱水」「血圧低下」「歩けなくなる」などがある。
しかし、泥酔した人が眠ってしまえば、ただ寝ているだけなのか意識がないのか、判別することは難しくなりがちで、新入学シーズンになると大学生が死亡することも珍しくない。ゆえに、周囲も「急性アルコール中毒」かどうかを、きちんと判断できるようにしておくべきなのだ。
ちなみに、しらべぇ編集部では以前、全国20〜60代の酒を飲む男女837名を対象に、「眠気について」の調査を実施。その結果、「酒を飲むと眠くなるほうだ」と答えた人は、全体で55.0%だった。
お酒を飲むと眠くなる人が多いことも、急性アルコール中毒に気づくのを遅らせてしまう原因なのかもしれない。
いずれにせよ、お酒は程々に楽しむようにしたい。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2018年8月31日~2018年9月3日
対象:全国20代~60代の酒を飲む男女837名(有効回答数)
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