2月22日に放送された「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)に堀ちえみが出演。舌がんを告白するとともに、病状を詳しく語り「負けません」と闘病への決意を語った。

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番組冒頭、堀は「簡単にいえば舌がん。左のリンパに転移していまして、ステージ4と。一番進行している状況ですね」と病状を明かした。

今回、自身に起きていることを中居正広に伝えたいと、入院の3日前に収録に臨んだという。

中居は「急なお話でびっくりしている方…僕らもそうなんですが。病名、詳しい病状が分かったのも今月に入ってから」と説明。スタジオに堀を迎えた。

中居からこのタイミングでの公表について聞かれると、堀は自らの口で語る機会があった方がいいと考え「中居さんとは長年、ご一緒させていただいているので、緊張もせずにちゃんと自分の気持ちを保ったまま、冷静にお話ができるかな」と金スマ出演に至った経緯を語った。

中居は「自分の言葉で皆さんに公表するってことは、この番組を機にがんとしっかり向き合って、治療に専念する決意ってことですかね」とまとめ、堀も同じ病を患っている人や再発の不安を抱える人に向けて「何かの勇気につながれば」と伝えた。

堀は、昨年夏から口内炎に悩まされ、歯科医院で治療するも再発。今年1月には、舌全体の厚みが増し、激しい舌の痛みで目が覚めたほど。

「ご飯食べるのも痛い、あとしゃべるのも痛い…歯に当たると痛い」と、一番強い痛み止めを飲んでいることを明かした。

早期発見はできなかったのかと中居の問いに「自分の運命だったのかなと思って受け止めるしかないですし、やっぱり後悔もしましたよ。あの時見つかっていれば、あの時病理の検査…生体の検査をしてもらっていれば」と振り返った。

一時は、手術を受けずに緩和ケアで過ごすことも考えたが、子どもたちの言葉に励まされ「生きなければってその時に初めてそう思いました」と涙ながらに語った。

スタジオでは、1985年発売の楽曲「リ・ボ・ン」を披露。堀が歌い終えると、中居は「家族にも戻らなければならないですし、このステージにも戻らなければならないですし、金スマにも戻らなければならない」と言葉を掛けると、「負けません、頑張ります」と堀。

最後に中居が「ここからがスタートだと思いながら、元気な姿でまた遊びに来てもらいたいと思います」とエールを送った。

SNS上では「また金スマで笑顔を見せて」「無事を祈ってます」などの投稿が多数寄せられた他、中居の番組を選んだことについて「司会者として信頼されている証」という声も見られた。

また、同日夜、堀の夫が「本日22時に、耳鼻咽喉科・口腔外科・形成外科による、舌癌の手術が無事に終わりました事を、ご報告致します」とブログで報告。11時間に及ぶ大手術だったことなど詳細を伝えた。「中居正広の金曜のスマイルたちへ」は毎週金曜夜8時57分から放送。(ザテレビジョン

堀ちえみと長年にわたって交流のある中居正広