浅川梨奈が主演を務める映画「血まみれスケバンチェーンソーRED」が2月22日ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で公開となり、前編と後編の上映の合間に行われた初日舞台あいさつに、浅川、あの(ゆるめるモ!)、山口ヒロキ監督が登壇した。

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■ 浅川「プレッシャーはあった」

浅川は、前作ギーコを演じた内田理央から引き継ぐことに「プレッシャーはありました。内田さんとはまた違ったギーコを演じることできるんじゃないか? とあえて前作を見ずに、原作を頼りに役作りをしていきました。撮影が全て終わった後に前作を拝見して、本作と違う部分もあれば、通じる部分もあるんじゃないかと感じました」と明かす。

さらに「劇中のギーコの『やれやれだぜ』というせりふは、もともと台本では『やれやれだな』とあるのですが、ギーコなら『だぜ』という言い方をすると思ってそうしましたが、内田さんも同じようにされていたと聞いて、同じ気持ちでできてるのかなとうれしくも思いました」と語った。

ギーコの前に立ちはだかる同級生・ネロを演じたあのは「お話をいただいて、原作のネロと自分がだいぶかけ離れていて、なるべく寄せるように、表情、メークも含めて頑張りました。狂気的な部分だけじゃなく、ネロの孤独などの心情のメリハリつけるように監督と相談しながらやりました」と振り返った。

山口監督は前作との違いについて「一番の違いは、最初から4DXを意識して作り始めたというところ。4DX寄りのストーリー展開になっていて『ここで水を出したいからこういう展開』という感じで悪ふざけ感がすごいです!」と強調。先週まで韓国で仕上げ作業を行い、ギリギリで4DX版が完成したというが「普通の4DXでは体験できない悪ふざけ、嫌がらせみたいな演出が盛り込まれています!」と自信をのぞかせた。

■ あの「今年イチ楽しい」

壇上では、浅川演じる鋸村ギーコの必殺技“つらぬきのチェーンソー”を実演するというイリュージョンを展開。あのが「つらぬきのチェーンソー!」という掛け声とともに、装置の後ろから浅川の体をチェーンソーの刃で貫いた。さらに、あのは「つらぬきのあの!」と叫び、チェーンソーではなく自らの肉体で浅川の体を貫くという荒業まで披露。「今年イチ楽しかったです。『わけわかんねー』と思いました」と楽しそうに語るあのの横で、浅川は「誰か、これの正解を教えて!」と困惑しっぱなしだった。

フォトセッションでは、後編から出演するナグルシファー役の佐野いずみ飛び入り参加。「後編は、新たなキャラがまた何人も入ってくるので注目して見てください」とアピールした。

最後は、あのが「血まみれになっておりますので、ぜひ皆さんも血まみれになってください」と謎のコメント。浅川は「前作よりもさらにパワーアップしています。目指せ『カメ止め』打倒! で頑張っていきたいと思います」と、同じ様に小規模公開でスタートしながらも大ヒットを記録した「カメラを止めるな!」と引き合いに、さらなる広がりへの希望を口にしていた。

■ STORY

自前のチェーンソーを持ち歩く鋸村ギーコ(浅川梨奈)は、うぐいす学園に通う女学生。ある日、同級生の碧井ネロ(あの)が創り出した改造死体たちに襲われ始める。

迫り来る改造死体たちを撃退していきながら、首謀者・ネロのアジトに乗り込む。ネロがギーコを執拗(しつよう)に襲うには、衝撃の理由があった。

ネロとの苦闘、そしてよろいをまとった新たな敵との遭遇。彼女は、うぐいす学園新生徒会ガーディアンズの総長ネメシス(護あさな)。ギーコは絶体絶命のピンチに陥る。(ザテレビジョン

映画「血まみれスケバンチェーンソーRED」の初日舞台あいさつに登壇したあの、浅川梨奈、佐野いずみ、山口ヒロキ監督(写真左から)