今年で11回目の国際女子野球大会、参加するのは主にクラブチーム

 女子野球日本代表マドンナジャパン」はW杯6連覇、世界ランキングでも1位だ。今後は強さを維持していくと同時に世界の舞台で試合をする機会を増やすことも課題の1つとなる。

 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が発表している女子野球の世界ランキングランクアップに必要なポイントを得ている国と地域の数はわずかに「14」しかない。まだまだこれからの発展が望まれる競技と言えるだろう。

 世界女子野球ランキング10位の香港では、2月22日から25日まで女子野球の国際大会「WBSC国際女子野球トーナメント」(通称:フェニックスカップ)が開催されている。香港野球協会主催で毎年同時期に行われ、今回が11回目の大会だ。

 参加チームは主にクラブチームで構成され、香港をはじめ、日本や中国、グアムシンガポールから選手が集まり、合計9チームが2グループに分かれて頂点を目指す。

 香港では毎年2回、アジア周辺国を集めて男女両方の国際大会を主催している。日本などの野球先進国のように普段から試合ができる環境がないため、香港内での競技普及を目指して積極的に国々を誘致している。また、香港は代表チームについても昨年に米国で行われた女子野球W杯に出場し、11位(12の国と地域が参加)の成績を残している。チーム強化のために日本遠征も積極的に行っており、埼玉県加須市を中心に関東各地で実戦経験を積むなど日本とも強いつながりがある。

 女子野球界最大の国際大会にW杯があるが、その他はなかなかプレー機会がないため選手たちの経験不足が課題の1つだ。今回のフェニックスカップのように継続的に大会を行うことによって世界的な競技普及と選手技術向上にもつながっていく。アジア各地から集まった野球女子の奮闘を期待したい。(豊川遼 / Ryo Toyokawa)

2月22日から女子野球の国際大会「フェニックスカップ」が香港で開催【写真提供:香港棒球協会】