2017年に第一子を授かり、パパとなった、お笑いトリオロバート山本博さん。息子くんとの生活の中で感じた「?」や「!」をマンガに描き、昨年7月からインスタグラムで発信。

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そのイラストをもとに、山本さんがパパ芸人ならではの気づきを綴る本連載。
第16回は、日常生活で起こったちょっとしたハプニングについて。驚く山本さんとは対照的に、ママさんは…!

■「さかさまの世界」にトリップ
うちの息子は「さかさまの世界」が大好き。僕が足と腰を支えてあげて、息子がさかさまになりながら、家具や犬に触らせて歩くんです。さかさまになるだけで、いつも見ている世界とは異なる世界が目の前に広がります。その感じが面白いんでしょうね。「さかさ感覚」は、子どもが体を動かす上でとても重要になる感覚のひとつ。

0〜2歳のうちにこの感覚を養っておくと、空間把握ができるようになり、鉄棒やマット運動が怖くなくなるそうです。10秒以内の短時間で楽しませながらやります。最近では、ソファによじ登った後、ゆっくり頭から降りていく技を習得したようです。そうやって、1人で「さかさま」になったままテレビを観たりしています。首がグニャーンと曲がっていて、「大丈夫かそれ……」って心配になるような体勢のときも……。赤ちゃんの柔軟さがあるからこそできる技ですね。ちょっと気持ち悪いし、なんだか怖い。その姿はまさに『エクソシスト(笑)

■「キャアアア!」映画の主人公さながらの奇声にパパびっくり
1歳半を過ぎて、表情が豊かになったり、動きが活発になってきた息子は、僕らが予想していなかった不思議な行動を取ることも多くなりました。大人しく遊んでいたのに、突然口を大きく空けて、「キャアアア!」と奇声を発する。その様子は、まるで『ホームアローン』のマコーレー・カルキンそのもの。

甲高い声を上げながら家中を駆け回る、あのシーンを彷彿とさせます。犬たちが餌の取り合いで揉めているときなども、「キャアアア!」と奇声を上げながら、2匹のあいだに突っ込んでいきます。「ケンカをやめろ」と言っているのか、「自分も遊びに加えろ」という意味なのか、息子の真意はわからないですけど(笑)。そうかと思えば、部屋の隅っこでじーっと大人しくしていることもある。でも、そういうときこそ要注意です。「やけに大人しいな」と思って顔をのぞき込んだところ、奥さんのベルトをガジガジかじっていたこともありました。

■ゾウのぬいぐるみは一生のお友だち
ベルトをかじっているのを発見したとき、僕は慌てて「ねえ、ベルトかじってるよ!」って奥さんに知らせました。ところが、奥さんから返ってきたのは「ベルトで大人しいならチョロいもんよ」という一言。息子が奇声を上げて走り回ったり、いたずらをしたりするのに比べれば、ベルトをかじられることなんて、痛くもかゆくもないんでしょう。それに、ベルトならば小さいおもちゃティッシュと違って、飲み込む心配もありません。

こういう一言がスッと出るのは、日ごろから息子の一挙手一投足に振り回されている奥さんならではの言葉でしょう。「ママ、かっこいいなぁ!」って感心しました。息子はベルトをかじるのも好きですが、一番のお気に入りはゾウのぬいぐるみをかじること。「かじる」というよりも、ゾウの鼻をおしゃぶり代わりに吸いながら寝るのが好きなんです。

夜泣きをし始めたときも、ゾウのぬいぐるみをパッと息子の口元に持っていくと、鼻をガジガジしながらそのうち大人しくなります。クセになるといけないと思って、早めにおしゃぶりをやめさせたのに、ゾウの鼻をしゃぶるのが完全にクセになっていますね。

息子が同じところばかりしゃぶるので、ゾウの鼻の先は、クタクタになっています。よだれでビチョビチョになったゾウは、しょっちゅう洗濯されるので、もうクタクタの状態。乾くまでの代理として、同じゾウのぬいぐるみを買いましたが、そっちには興味を示さないんです。

「このゾウじゃない!ニセモノだ!」って、わかっているんですよ。息子が産まれてから、いろいろなおもちゃを買いましたが、今のところ、あのゾウが一番元を取っています。

破れてボロボロになっても、きっと捨てられないだろうな。むしろ、ずっと取っておいて、成長した息子に「赤ちゃんの時にお気に入りだったゾウだよ」って、見せてあげようと思います。
(mamagirl

掲載:M-ON! Press