元日本代表DF丸山らに囲まれながらも反転シュートで本拠地沸かす

 J1サガン鳥栖は23日の今季リーグ開幕戦で名古屋グランパスと対戦し、元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが本拠地の駅前不動産スタジアムで観客を沸かせる華麗なプレーを披露した。

 開幕スタメンに名を連ねたトーレスは、元日本代表FW金崎夢生らとともに打開を図るなか、前半21分に相手のペナルティーエリアで軽やかなフットワークを見せる。

 敵陣中央のMF原川力がゴール前にクロスを送ると、相手2人に囲まれながらボールを受けたトーレスは、体を巧みに入れながらボールをコントロール。相手DF中谷進之介と元日本代表DF丸山祐市が左右から寄せるなか、トーレスは右足でボールを引きながら反転。わずかなシュートスペースを生み出し、素早く右足を振り抜く。そのシュートは丸山の股下を抜いてゴールに飛ぶも、これは相手GKランゲラックが反応してゴールならなかった。

 DAZN公式ツイッターはこのワンプレーをピックアップし、動画とともに「相手DFに囲まれながらも反転シュートを放つ」と速報している。

 昨夏に鳥栖へ加入したトーレスは当初こそ新天地で苦戦を強いられたものの、シーズン終盤にはキャプテンマークを巻いてチームをけん引。最終的にリーグ戦17試合出場で3ゴールながら、体を張ったプレーを見せてチームの残留に貢献した。

 自身Jリーグ2年目を迎えるなか、チームキャンプを経て昨季以上に連係面は深まっており、“神の子”と称されたストライカーの爆発する姿が見られるだろうか。(Football ZONE web編集部)

鳥栖FWトーレス【写真:Getty Images】