沖縄グルメには、ゴーヤチャンプルーやラフテー、ジーマミ豆腐など個性的な美味が数多くあるが、もっとも人気を集めるもののひとつは、沖縄そばだろう。

都内でも専門店があるものの、やはり南国の太陽の下で現地の空気を味わいながら食べるのは、たまらない。

 

■宮古島で伝統を守り続ける名店

古謝そば屋

沖縄には離島も多いため、地域によって味わいもさまざま。中でも宮古島のものは「宮古そば」と呼ばれている。店によっては、具材を麺の中に入れ、かけそばのように提供する場合も。

宮古空港から程近い古謝そば屋は、数ある宮古そば店の中でも1932年創業という歴史を誇る名店だ。太平洋戦争の激化に伴い、一時は台湾に疎開したものの、1946年に再開してからは一貫して島の味を守り続けている。

 

■すっきりしたスープと深い旨み

古謝そば屋

とんこつと鰹節からとったスープは、この透明感。すっきりとした味わいながら、肉と魚介由来の深い旨みがある。こちらは、「具は麺の上」スタイルの宮古そばだ。

古謝そば屋

麺は中太のやや平打麺。ぷっつりと歯ごたえもいい自家製麺だ。

古謝そば屋

また、丁寧に煮込まれた豚肉も、スープにコクを増してくれる。じゅーしぃ(混ぜご飯)のついたセットもオススメだ。

 

■麺の販売所も併設

古謝そば屋

お店の入り口隣には、麺の直売所も併設されている。空港が近いため、観光の帰りにお土産として購入するにもぴったりだ。

 

【古謝そば屋】

住所:沖縄県宮古島市平良下里1517-1

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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

90年近い伝統を守る宮古そば店『古謝そば屋』 麺を持ち帰りできる直売所も超便利