●2020年モデルの新型RVR・欧州初披露の「L200」なども出展する三菱自動車

三菱自動車は、3月5日(火)から17日(日)までスイスのジュネーブで開催される、第89回ジュネーブ国際モーターショーに出展すると発表しました。テーマは、同社のブランドメッセージでもある「Drive your Ambition」。

コンセプトカーの「MITSUBISHI ENGELBERG TOURER(エンゲルベルク・ツアラー)」、コンパクトSUVの「ASX(日本名:RVR)」の2020年モデルを世界初披露するほか、1tピックアップトラックの「L200(欧州仕様)」の2020年モデルが欧州初披露します。

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MITSUBISHI ENGELBERG TOURER(エンゲルベルク・ツアラー)」の詳細は現時点では不明ですが、電動化されたSUVであるのは発表済みで、次期アウトランダーのコンセプトモデルという期待も抱かせます。

また、電動車の購入とあわせてV2H(Vehicle to Homeの略で、EVやPHEVに蓄えた電気を家庭で使う仕組み)を中心とした家庭用システムをユーザーに提供する新しいサービス「電動DRIVE HOUSE(DDH)」を開始する予定であり、この内容をデモンストレーションが展示されます。

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これは、太陽光発電機器やV2H機器、家庭用蓄電池などで構成するシステムをパッケージ化し、販売会社にて一括して販売するサービス。電気代や燃料代の節減、緊急時の非常用電源としての利便性など、電動車を中心とした新しいエネルギーサイクルを提供するとしています。

日本では販売されていない「L200」は同社の世界戦略車で、新世代のピックアップトラック

ダイナミックシールド」フロントデザインコンセプトが採用された力強いデザイン、オフロードでの走破性を向上させた4WDシステム、先進の予防安全・運転支援技術の採用などで商品力を高め、ビジネスユースにおける耐久性・信頼性に加えて、プライベートユースにおける快適性や乗り心地を向上したとしています。

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パワートレインは、2.2Lクリーンディーゼルエンジンに6速ATを組み合わせることにより、滑らかで力強い加速性能とし、静粛性も向上。また、ディーゼルエンジンの排出ガスをクリーンに浄化する尿素SCRシステムを採用しました。

尿素水溶液であるAdBlue(アドブルー)により窒素酸化物(Nox)を安定して浄化し、最新のNOx排出ガス基準値である「EURO6d-temp」に対応しています。

デモンストレーション展示も用意されます。「電動DRIVE HOUSE(DDH)」では、必要なシステム機器をブース内のモデルハウスで再現し、太陽光発電システムによる電動車への充電、電動車から家庭への電力供給などが展示されます。

これにより、電気代や燃料代の節減や緊急時の非常用電源としての利便性、環境への配慮など、オーナーの様々なメリットがわかりやすく紹介されます。

コネクティッドサービス「Mitsubishi Connect」は、そのサービス内容と将来の目指す方向性を示す内容で、セーフティ、メンテナンス、エンタテインメントの3つの価値をスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)、スマートフォンなど様々なインターフェースを通して体験できるものになっています。

(塚田勝弘)

次期アウトランダーか!? コンセプトカーの「MITSUBISHI ENGELBERG TOURER」を披露する三菱自動車【ジュネーブモーターショー2019】(http://clicccar.com/2019/02/23/706466/)